逆らった413回目 ページ15
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「…あぁ、うーん、そうだね」
赤「…その曖昧な答え方、、なんかあった?」
「ん?いや、泊まってった時キスマーク付けられたでしょ?それ思い出しちゃって」
赤「あ、思い出したら腹立ってきた。国見殴ってもいい?」
国「なんで俺なんスか」
赤「お前もつけてただろ?な?」
国「ちょ、その笑い方怖い…」
赤「人の女に手を出すからだよ」
「いや違うでしょ??」
全くブレない京治にツッコミを入れて、気になったことを聞く。
「なんでヤリ捨てなんて酷なことすんのかな?」
赤「え? あー…なんか、冷めるんだって」
「…へぇ」
赤「両想いになった瞬間つまらなくなるっていうか、萎えるっていうか…まぁ別れる前に1発やっとくか、みたいな」
「女の敵だわ」
なにそれなにそれ、ほんと女の敵。
木兎さんの気持ちわかんないな…。
「あれですか、追い続けたいタイプの人間?」
赤「多分? だからAみたいに靡かなさすぎるのって大分やばい。だから心配」
国「…じゃあAも一回捨てられたらいいんじゃないの?」
赤「は?許さない」
国「別にヤリ捨てじゃなくても、そこらへんの雌豚みたいにきゃーきゃー言って適当にミーハー気取っとけば萎えるんじゃないですか?
俺、Aがそうなったら急激に冷める」
「きゃー!国見クン超かっこいー!素敵ー!抱いてー!」
国「え、いいの?」
「お前自分が言ったこと忘れたの?冷めるんじゃないの?」
国「いや、逆にどうそのうるさい口ねじ伏せてやろうか考えたらちょっとイイかなって」
「何言ってんの?」
国見の思考回路が全くわからない。
「まぁ、木兎さんが馬鹿だったらそんな私見た瞬間に萎えるんだろうけど、ね」
赤「まぁね。でもあの人馬鹿じゃないからね」
国「え、そうなの?」
赤「普段あんな馬鹿っぽいけどあれ仮面だし」
国「げぇ、じゃあその仮面とったらモテモテなんじゃないスか」
赤「うん、なのになんでそれをしないのかは謎なんだけどね」
ふたりがそんな会話をしているのも耳に入れながら、木兎さんを一言で表すんならなにがいいのか考えていた。
んー…あれはなんて言ったら正解なんだろう、計算高い?いや、んー…
そう頭を悩ませていたら、影がぬっと現れた。
誰だ、と思って顔を上げた。
兎「なーに?俺の話してんの?」
「」←
赤「」←
国「」←
全身の熱が引いた。
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奏稀(プロフ) - 木兎さんの設定が好きです…非童/貞な木兎さんがどタイプ…!!! (4月4日 16時) (レス) @page19 id: c1b9d68e3d (このIDを非表示/違反報告)
風花 - 初コメ失礼しまーす。真面目に言っていいですか、神作者ですね!私も趣味が物語書くことなので尊敬します!更新楽しみにしてます😀 (3月25日 18時) (レス) @page49 id: 46882931fe (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 数年経ってまさかの更新!!本当にありがとうございます!(´;ω;`) (3月24日 14時) (レス) @page49 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 更新お願いします(´;ω;`) (3月22日 18時) (レス) @page47 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - 気長に待ってます(´˘`*) (2022年7月20日 23時) (レス) id: 8e211c9ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霸留 | 作成日時:2018年1月1日 0時