逆らった370回目 ページ21
・
「っふ、うっ…ぐずっ、けほっ、」
宮「んーんー、ゆっくり息吸って、吐いて」
「っ、う、げほごほげほっ!!」
宮「下手糞か」
あれから数分だけだけど、馬鹿みたいに泣いてしまった
人前で…しかも会って間もない人の前で…!!
なにこの屈辱、ていうか有り得ない、有り得なさ過ぎる!!!!
「わ、私、滅多に泣かないから、こういう時どうすればいいかわかんないんですっっ!」
宮「ふーん?もっと泣いた方がええよ、Aは」
「嫌ですよダサい!!」
宮「はは、そーか」
優しく背中をさすってくれてた宮さんは、泣き止んだ私を見て苦笑いをした
もっと泣いてもええのに、っていって
「泣いたら自分が弱くなっちゃう気がするし…」
宮「自分のこと強いとでも思っとるんか」
「はい、思ってます」
宮「アホやな」
「は?」
急にアホって言われたから反射で「は?」って言っちゃった(´>ω∂`)☆
宮「あんなぁ、Aは自分で思ってるほど強くないで」
「…え?強いですけど」
宮「だからアホなんよ」
「いや割とガチで」
宮「あーアホアホ、話にならん」
こ い つ 殴 っ て も い い ?
宮「まぁ、強いにしろ弱いにしろ、素直に感情表現出来るようになりましょうネ」
宮さんはそう言って、また優しく頭を撫でてくれた
「…、そうですね
あ、それとひとついいですか?」
宮「ん?なんや?」
宮さんの膝から降りて、放置していたグラスに手を伸ばした
あ、よかった割れてない
「宮さんは“どうでもいい人”なんかじゃないですよ」
宮「え、」
「じゃ、今度こそ飲み物持ってきますね」
宮「え、…えっ、そこでその行動取るん???」
「え、はい。泣いたら喉乾いちゃったし」
宮「ま、マイペースすぎるで」
「結構言われます」
宮さんにツッコミされながら黒尾さんがいる廊下に出た
379人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霸留(プロフ) - 美鈴さん» ありがとうございますー!黒尾さんの小説じわじわ増えていくんで…(( 今年もよろしくお願いしますね! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - ソルト=塩さん» ありがとうございます!待っていてくれるからとその言葉に甘えっきりにならないよう努めます! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 審神者代理さん» 及川さんはたまに残念だけどサラッとイケメンなことするからやばいですよね (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - チョコたんさん» さぁ…笑 そこらへんはまだ秘密です! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 歩美さん» ありがとうございます!明けましておめでとうございます!今年もカメさんかもしれませんが、何卒よろしくお願いします! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霸留 | 作成日時:2017年10月10日 0時