【Splatoon】お前を倒すのは俺だ。 (ページ15)

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Splash 15 ページ15

｢ていうかさ、君ら普通にフレンドになればよくない？｣

なぜか雑談を始めて早30分。

勝手に私の本を漁って読んでるあきらがそう言った。

『...フレンドって、なったらなにかあるの？』

｢その人がプレイしてたらすぐに分かるんだよ
ちょっと携帯貸して｣

『はい？』

わけもわからなかったからとりあえず携帯を渡す。

ｽｯｽｯと操作して私に画面を見せた。

｢ここに俺の名前あるじゃん？
その横にOFFって書いてあるでしょ？｣

『うん、あるね』

｢それは今プレイしてないって意味ね
レギュラーマッチやってるときはレギュラーって表示されて
ガチマッチのときはガチって表示される
プライベートもタッグも同様にね｣

『へぇ...凄い。』

｢しかもチャット機能付きで無料電話も出来る。これでいつでも話せるね〜｣

『あ、あきら登録したの？』

｢じゃないと表示されないよ｣

｢ちょっとあきら！何勝手にフレンドになってるの！？｣

｢え？説明のためだけどー？｣

｢お前フレンドになる必要ねーだろ！｣

｢いやだから説明……｣

私はみんながそう言ってあきらを責めている間、
ちゃんとしたフレンドが出来たことが嬉しくて思わず笑った。

ミマリ以外に友達って呼べる人がいなかったから

すごく、嬉しい。

｢おいお前たち、騒ぎすぎたらバレる＿＿＿＿｣

リョクさんがそう言い終えたあと、ガチャリとドアが開いた。