、 ページ15
・
花「で？結局どうなったんだよ」
「理由がバカすぎてあほらしくなったから、ほったらかしにしてきた」
花「…あぁ、だからあいつ今日落着きなかったんだ」
コンビニにいった帰り道、部活帰りの花巻を見つけたから話すことにした
家近いんだよね、意外と
花「どうすんの？」
「徹に明日、ひとつだけお願いするよ
そのあとの徹の行動次第かな｣
私はそういって笑って、星が瞬く空を見上げた
花「…あのさ、A」
「…えっ、なに？」
急に名前で呼ぶなんて…びっくりするじゃんか
花「俺、Aが好き」
「………………………………………………………、え？」
花「いや沈黙長すぎだろ」
「え、いや…え？頭大丈夫？」
花「失礼だっつの！」
ガオ！と牙を向く花巻に、私は「ええぇ…」という
花「ずっと及川と別れればいいなって思ってた」
「花巻のほうが失礼じゃない？」
花「まーな。まぁでも結局うまくいきそうだし、俺もお払い箱かな」
切なげな表情でそういう花巻
今までどんな気持ちで相談に乗ってくれていたか考えたら、胸が痛くなった
「お払い箱とか、そんなこというなよ」
花「え、」
「花巻は大事な友達なんだから、これからもそばにいてほしい」
花「〜〜っ、お前天然たらしだろ!!」
花巻は顔を真っ赤にしてそっぽを向いた
わー、耳まで真っ赤じゃん
「可愛いヤツ」
花「振った男にそんなこというなよ！」
「かわいーぞ花巻」
花「っだぁーもー!!早く帰んぞ!!」
肩を怒らす花巻の背中を、ケラケラ笑いながら見た
その背中を見つめながら、私は花巻に聞こえないように小さくつぶやいた
「…ありがとね、花巻」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霸留(プロフ) - ハイキューLoveさん» ありがとうございます！！気に入ってもらえてうれしいです笑 頑張りますね！！ (2017年12月10日 13時) (
レス) id: 49d4123ff2 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキューLove - この小説めっちゃ大好きです！色々大変だと思いますが、頑張って下さい！！ (2017年12月4日 0時) (レス) id: 3f7e2050c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霸留
| 作成日時：2017年11月26日 0時
