７話 ページ8
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2人仲良く手帳を覗き込む虎杖と釘崎に、伏黒が声をかける。
伏黒「ひとまず帰ろう。それから、五条先生にも報告だ」
虎杖「これどうする？今からでも追いかけて渡すか？」
手帳をひらひらして見せる虎杖から、伏黒が受け取ると、大事そうにポケットに入れた。
伏黒「いや、こいつは役に立つ。しばらく借りよう」
虎杖「伏黒･･･お前まさか･･･」
釘崎「変態･･･」
伏黒「違う。断じて違う。」
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五条【へぇー。狙われ体質の女の子ねぇ･･･】
寮に戻った3人は、担任である五条悟に連絡した。
今日出会った、楷葉Aのことだ。
五条【その子について、こちらで何か特定出来るような情報はあるかい？】
伏黒「生徒手帳があります。顔、名前、所属、年齢の記載があります」
生徒手帳を眺めて淡々と情報を述べる伏黒。
それを聞いた五条がクスリと笑った。
五条【それだけ分かれば十分だ。分かった、今から取りに行くよ。それと明日、その子に接触しよう】
伏黒「接触･･･？」
五条【そう。護衛さ】
伏黒「･･･任務ですか」
五条【そのとーり。じゃ、そのつもりで。2人にもよろしく】
それだけ言うと、通話はプツリと切れた。
虎杖「せんせーなんて？」
伏黒「明日、楷葉と接触する。護衛任務だ」
虎杖の問いに答えた伏黒はAの生徒手帳を畳むと傍らに置いた。
虎杖はその説明で納得したようだが、釘崎は違った。
釘崎「護衛？なんで。確かに狙われやすいのは厄介だけど、1人を助けるために私ら全員が着くなんて･･･上級の呪霊でもないのに」
伏黒「今まで厄介な任務ばかりで感覚が狂ってるだけだ。本来俺ら1年の任務なんてそんなものだろう」
釘崎「常に人手足りないってのに」
釘崎の言葉は最もだ。
今、呪術師は不足している。
本来呪霊祓いは、その呪霊と同じ等級の呪術師が行う。
だが、呪霊に対して呪術師が少ない今、自身の等級より上位の呪霊を相手にすることなどざらにある。
先の人質呪いとてそうだ。
等級に見合わぬ能力や知能を持つ呪いも多い。
手に余る任務が続く現時点、1人の少女を護衛する任務など、拍子抜けも良いところであった。
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白音 - 面白い！！更新、楽しみにしています！！ (11月14日 15時) (
レス) id: 24b42eab7f (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 面白いです！！続きが気になります((o(^∇^)o))更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年6月20日 13時) (レス) @page28 id: 2308cf2dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - 面白いです！続きが気になる、、、 (2021年5月19日 13時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - 皆様、長らく失踪してしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m物事に区切りが付き、だいぶ余裕が出て参りましたので、今日からまた更新を再開していきたいと思います。これからもどうぞ、「狙われ体質」をよろしくお願い致しますm(_ _)m (2021年3月15日 8時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - 虹歌さん» 返信が遅くなりすみません･･･！ありがとうございます、今日から再開させるのでぜひ引き続きお楽しみください( *´艸`) (2021年3月15日 8時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花璋 | 作成日時：2021年1月1日 1時
