【呪術廻戦】狙われ体質

１９話 ページ20

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五条「寝るのはや･･･」





現在時刻21時30分。




五条の視線の先には、たった今明かりの消えた窓がある。






そこは楷葉Aの自宅の、Aの部屋であった。







付近の電柱に直立する五条は、辺りを警戒しつつその家を注視している。







五条「(にしても、妙だな･･･。
昼間あんだけ狙われてたのに今は一匹も近づく様子がない)」









今日の夕方。






用事があると一足先に出た五条だがその実、ずっとAの様子を観察･･･もとい監視していた。







Aが呪術高専１年に護衛されている間、呪いが様子を伺うばかりで誰も襲ってこなかったのは五条の仕業であったりする。







その五条が今、確かな違和感を持って警戒心を強めているのは楷葉家から微かに漂う異様な雰囲気のせいだ。







五条「(なんだこの雰囲気。なーんか、気持ち悪いなぁ･･･)」








五条は気配の正体を探るべく、楷葉家に近づいた。







音も立てずに屋根に飛び乗る。






Aの部屋の窓。




そこにかけられたカーテンが微かに開いていた。






五条「(お、ちょっと覗いてみよっかな)」






変態か。変態である。

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