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5話 ページ7

Aside





身体が痛い…





これ死ぬやつだ。





直感的にそう思った。





血も止まらないし、骨もボロボロだろうな…





目の前にいるのは上弦の弐。





私が勝てる相手ではない。






童「ひと目見たときから胸が高鳴ったんだ。



こんな感情初めてだよ」





「…何言って、、」





よく分からないことを言い出した鬼。





胸が高鳴る?





食料が増えて嬉しかっただけだろう。






「お前なんか…。」






実弥が絶対に倒す。





地面に倒れたまま精一杯言葉を発する。





痛い…。





私はもう死ぬ。






死ぬなら実弥に見届けてほしかったな…






最後に見るのが鬼なんて最悪すぎる。





私は死を覚悟して静かに目を閉じた。





そのとき聞こえた鬼の声に耳を疑った。






童「君はほんとうに綺麗だ。



そのまま死なせるのは勿体ないな…そうだ」





鬼はゆっくり近づいてきて私を抱き起こすとこう言った。





童「鬼になってもらおうかな。



君にはその美しい姿のまま生きてもらうよ」






いやだ、嫌だ嫌だ嫌だ!!!





鬼になるくらいなら死んだ方がましだ。






助けて、実弥…





そんなことを思っても意味はなくて、






最後に見えたのは妖しく笑う鬼の顔と口に流れ込んでくる生暖かい血の感覚だった。





ごめんね、実弥…





愛してる…

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夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - 幸せを掴めた2人と愛を貰えなかった童磨、、好きになってしまったがために夢主ちゃんを鬼にしてまで愛されたかった童磨を救う術は無かったのかなとか考える。まあ童磨が推しだから尚更なんですけどね笑笑 最後は2人とも幸せで良かったあああ (2020年1月8日 14時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まゆさん» そんなに感動してくださるなんて感激です!こちらこそありがとうございます! (2019年11月5日 0時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 本当にどうしてくれるんですか…ハンカチじゃ足らずにバスタオル使ったら絞れるほど濡れたんですけど!!!素晴らしかったですありがとうございます!!!! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 純菜さん» 本当ですか?!すごく嬉しいです! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
純菜(プロフ) - え、待って、小説で泣いたの初めてなんですけど… (2019年11月4日 15時) (レス) id: 16d4e6c0bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美月 | 作成日時:2019年10月12日 0時

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