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25話 ページ27

Aside





「お願いやめて!!!」





どうしよう。どうしよう…





止めなくちゃ




「いたッ」




無我夢中で手を伸ばすと、日光で手が焼ける。




炭治郎くんも拘束されてるし、私がどうにかしないと




でも…これ以上前に出たら日光に当たってしまう





「不死川さん!やめてください!」






実「うるせぇんだよォ!!」





不死川さんに怒鳴られ、一瞬体が動かなくなった。





炭「俺の妹を傷つける奴は柱だろうが何だろうが許さない!!」





私が動けないでいると、炭治郎くんが不死川さんに向かって走り出し、頭突きをかました。





産「よく来たね。私の可愛い剣士たち」





「お館様…」





目の前で起こっていることに夢中で気づかなかった





私は直ぐに頭を下げた。





それは柱の方々も同じで、さっきまでのが嘘のように静かになった。




私何も出来なかった…





産「A…A。」





「は、はい!」





産「炭治郎と禰豆子について話してくれないか」





「わかりました。」





私が気づかないうちに話は進んでいたようで





お館様に呼ばれるまで分からなかった。





「禰豆子ちゃんは鬼ですが人を守っています。



人を襲ったりしません。」





実「これからもそうとは限らねェだろうが。



…お館様、証明しますよ。



俺が鬼という物の醜さを!!」





不死川さんはそう言って自分の腕を切りつけた。




血の匂いでクラクラする。





実「お館様失礼仕る」





「…!」





一瞬のうちに部屋へ上がって来た不死川さんは





箱から出てきた禰豆子ちゃんに腕を突き出した。






炭治郎くんは伊黒さんに押さえつけられて身動きがとれないみたいだ。





私が禰豆子ちゃんを守らないと…





「禰豆子ちゃん駄目よ!自我を保って!」





実「黙っとけよォ!」





「黙りません!その子はいい子なんです!


だからやめてください!」




不死川さんに反抗したのは初めてかもしれない。




私は不死川さんを止めようと必死だった。




実「うるせェんだよォォ!!」




「やめて!!」




不死川さんが禰豆子ちゃんに刀を向け斬りかかろうとしている




もう禰豆子ちゃんを傷つけないで!!





私は気づくと走り出していた。





禰豆子ちゃんを抱きしめ、不死川さんに背を向ける




禰「ん!んー!」




大丈夫。禰豆子ちゃんのことは絶対私が守るから

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夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - 幸せを掴めた2人と愛を貰えなかった童磨、、好きになってしまったがために夢主ちゃんを鬼にしてまで愛されたかった童磨を救う術は無かったのかなとか考える。まあ童磨が推しだから尚更なんですけどね笑笑 最後は2人とも幸せで良かったあああ (2020年1月8日 14時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まゆさん» そんなに感動してくださるなんて感激です!こちらこそありがとうございます! (2019年11月5日 0時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 本当にどうしてくれるんですか…ハンカチじゃ足らずにバスタオル使ったら絞れるほど濡れたんですけど!!!素晴らしかったですありがとうございます!!!! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 純菜さん» 本当ですか?!すごく嬉しいです! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
純菜(プロフ) - え、待って、小説で泣いたの初めてなんですけど… (2019年11月4日 15時) (レス) id: 16d4e6c0bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美月 | 作成日時:2019年10月12日 0時

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