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第33話 (ルミ) 望視点 ページ33

カーテンからわずかな光が溢れ注ぐ。

気づいたらもう朝だということに気がついた。
目覚ましを見てみると…うーん、まだ7時半かぁ。
でも今日はなんだか目覚めがいいから外に出て散歩でもしに行こうかな。

望「よし、着替えるぞー!!!!!」

おっといけない。大声を出してしまった。まだ寝てる子もいるというのに…


______

_____

そういえば、姫花ちゃん、熱下がったかな?
でもまだ早いし、起こしちゃ悪いからまた何時間か経ったら訪問しに行こう。
うん、私は管理人なんだから、住人のことをちゃんと見てあげなきゃ!
私は片手で拳を作り、「よしっ」と気合を入れた。

ん?なんか人影が二つ見える……。
もしかしてここに住む人かな?

?「あ、あのー!ここの管理人さんってどこにいますかー!?」

案の定、声をかけられびくりと肩を震わす。
可愛い女の子が二人並んでいた。

望「私が管理人ですよ!ここに住む人かな?」
?「は、はい!私、古形さくと言います」
?「西園寺…伊鞠です…?」

あ、声からして男の子だ。
ところでこんなところで何してるのー…という発言が喉元まで出かけて、ハッと気づく。
そうか、鍵がないから入れないんだ。
確か、住人用の鍵がポケットの中に…。

望「あった!えーっと、部屋番号なんだっけ?」
さく「202です!」
伊鞠「203……」

ジャラジャラといっぱいついてる鍵をかきわけ、202号室と203号室の鍵を取った。

さく「ありがとうございます!早速お部屋に入ってもいいですか?」
望「どうぞどうぞー」
伊鞠「ありがとう管理人さん!さくちゃん、行こう」

新たな二人の住人は、仲よさげにアパートへ向かっていった…。
な、なんか癒される…。というか女の子も男の子もいい声してた!!あぁ、いいなぁ…。

望「うへぇ……………ん?」

二人の声を何度も脳内でリピートし、とろけているところ…なんだか後ろに気配を感じた。
気配がする方に近づいていくと、綺麗な黒髪が目立つ、美人さんがうつ伏せになって倒れていた。

望「………え?」

なんでこんなとこで人が倒れて…?

『なんだこいつ?』

なんか目の前にチンピラ的なの発見!こりゃまずい!

『ちょうどいいや、おい、お前_____』

そいつらの声を聞いた瞬間、産毛がぞわりとたった。
早く撤退しなきゃ。………この子を担いで。

望「………あんたらに構ってる暇はありませえええええんんんん!!!」

_____声を荒げて、例の子を担ぎ、無我夢中でこの場から走り去った。

第34話≪なふ子≫汐音視点→←第32話【綺羅】綺羅視点



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ライガット@絶賛片思い中(プロフ) - 愛李さん» あ、愛ちゃん、来たんだーwありがとねー! (2015年6月30日 19時) (レス) id: a5107bee30 (このIDを非表示/違反報告)
プリン☆(プロフ) - 愛李さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2015年6月28日 11時) (レス) id: 46806ae94a (このIDを非表示/違反報告)
愛李 - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2015年6月22日 18時) (レス) id: 199e8597dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルミ x他12人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月9日 8時

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