フェチズム達が集まるアパート！【小説】

第4話 【有栖】有栖視点 ページ4

今日は日曜日。
ざわざわとうるっさい街中。
そんな街中にたくさんいる人を僕はかぎ分けながらある場所へ向かった。
今日は一段と増してガヤガヤしている。僕はそんなことを考えながら、今にも人の大群に呑み込まれてしまいそうなちっぽけな体を一生懸命動かしていた。

「はぁ…どこだ…？」
僕は今、あるアパートに向かってる。
だが…だがね？そのアパートがみつかんないんだよ!?ひどいね!!ひどいの!!
「すぅ…ここぉぉぉぉ!!どこだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「(ビクッ」」」
おぉっと、我を忘れて叫んじゃった☆ってぇぇぇ!!ちょーどいいところに人発見!!道聞いてみよ!!
「あのー!!すみません!!」
「ん!!な…なんだ…？」
「このアパートを探してるんですけど…(地図を見せる」
「ん…ここのアパートって…」
「あぁ…」
「この辺にはないぞ…」
ふぇ？ほわい？ボクニホンゴワカリマセーン!!
って…うぇぇぇぇぇぇぇい!?
「え!?え!?ここら辺じゃないんですか!?えっ!?嘘!?ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「へ、ふ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁってww」
「じゃあ、アパートまでつれてってあげるよ」
「へ!?ほんとですか!?あざーす!!」
「んじゃ、行くか…」
「え、俺は無視なの!?綺羅ちゃんもまこも酷いよ!!」
「「へー(棒」」
お、おもろwww
それより!!ちゃんと命の恩人様に着いてかねば!!
「うっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「(ビクッ」」」

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