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第3話【綺羅】綺羅視点 ページ3

外の人たちは慌ただしく歩く時間
まだ自分はふかふかの布団で整った寝息をたてながら夢の中だった

そんな時、一つ(一人)の台風がやって来た


「綺羅ちゃ〜ん!起きてい!」

寝ている俺を叩いて起こす


「……ん、痛い」

目覚まし時計のアラームよりうるさい奴がやってきた
そして、痛い

叩いてきたのは兄の親友の黎

「人の部屋にノックもせず入るとは……」

布団にくるまったまま、体制は変えずに言い放った

「綺羅ちゃん、起きないからさ。入っちゃった☆」
姿を見なくても分かるくらいの笑みを浮かべていた気がする

「今日は……何かあったか?」

「特にないけどね、綺羅ちゃんをもっと女の子っぽくする訓練をしよう!」

「……嫌だ、断る」

絶対、断る

こいつにそんなことさせたらどうなることか

「……俺も手伝う、やりたい」

何か、兄さん入ってきた?

兄の名前は誠
中学、高校と生徒会長を務めるほどの真面目な人
話し方などか無気力な感じはするが性格はきっちりしたしっかり者
だが、しかし。高校卒業後は就職活動をし、色々あって何故かバイト掛け持ちな中途半端な人になった
そして、暇があるとゲームに没頭するゲーマーに

まぁ、説明はここまでにして


「ほらほら!まこもやりたいって言ってるし、ね!ね!」

黎はムードメーカーと言うか馬鹿と言うかうるさい

「断固拒否する」
俺は布団の隙間から顔を出し言った

「……綺羅、俺、見てみたい。だから……御願い」

「うっ……」
俺は兄に弱い、何故か弱い

「で、で?綺羅ちゃんどうするの?やってくれないなら綺羅ちゃんに音楽聴かせて変になってるのネットで……」
「あー、わかった!行くから!」

「よし」

と言うことで黎と兄さんと出掛けることに

お母さんは笑顔で見送るし、お父さんは仕事でもういなかった

あー、一人暮らしして黎と言う名の呪縛から解き放たれたい

よし、家を探そう!
俺はそれを目標に家を出た

第4話 【有栖】有栖視点→←第2話(茉莉花)姫花視点



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ライガット@絶賛片思い中(プロフ) - 愛李さん» あ、愛ちゃん、来たんだーwありがとねー! (2015年6月30日 19時) (レス) id: a5107bee30 (このIDを非表示/違反報告)
プリン☆(プロフ) - 愛李さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2015年6月28日 11時) (レス) id: 46806ae94a (このIDを非表示/違反報告)
愛李 - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2015年6月22日 18時) (レス) id: 199e8597dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルミ x他12人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月9日 8時

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