第１７話（律）律視点 ページ17
「つ、つ・・・・ついたぁぁ！！！」
午後9時。一人大声をあげながらガッツポーズする。
見上げるのは、大きく綺麗なアパート。
「・・・こんな時間に来ても大丈夫やろか・・・。」
まぁ、ええわ！
ロードバイクを駐輪場に止め、大きなドアに手をかける。
ガチャン。
「・・・ガチャン？」
ドアを握っている手の方を見る。
・・・・鍵が閉まってる＼(^q^)／
「えっ、うそヤバイやん。私、野宿嫌やで・・・」
ドアをガチャガチャ鳴らしながら呟く。
すると、カチッという音と共に、ギィィっとドアが開く。
「・・・あのぉ・・・」
・・・天使だった。目の前に現れたのは。
黒く、綺麗な髪。緑色の瞳。
そして何より・・・足だ。
透き通るような白い足。
しっかりと筋肉が付いているにもかかわらず、女の人独特の柔らかさを秘めている・・・ような気がする。
「あの、どうされました？」
声をかけられ、ハッとする。
「あ、三枝いいます。入居予定者なんですけど、遅れてしもうて・・・。」
入居届の紙を見せる。
たぶん管理人さんだろう人は、あぁ！という顔をする。
「三枝さんでしたか！えっと、三枝さんの部屋番号は、303号室です。
あ、私、ココの管理人の柳瀬っていいます。柳瀬望です、よろしくお願いしますね！」
・・・私は思った。
あ、この笑顔やべぇ。私、天に召されていいわｗと。
「柳瀬さんですか！私、三枝律言います！よろしゅう頼んます、柳瀬さん！」
柳瀬さんの手を取り、握手をする。
「じゃあ、律ちゃんって呼ぶね！・・・律ちゃんって中学生？」
・・・何故分かったし。
「・・・おん、中学生やよｗ小学生とちゃうからね！」
私は、よく小学生と間違われる。
理由？そんなの、ちっさいからだ。
「はいコレ。部屋の鍵。なくしたら駄目だよ？」
チャリ、と鈴付きの鍵を渡される。
「りょーかい！」
敬礼のポーズをして、階段を駆け上がる。
ロードレースをやっているから、足腰は鍛えられている・・・はずだ。
ほら、もう3階についた。
え？30秒も過ぎているって？・・・気にするな☆
カチャリ、と鍵をさして、鍵を開ける。
初めての、一人暮らし。
希望と期待を胸に潜めながら、部屋のドアを開けるのだった＿＿＿＿＿
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ライガット@絶賛片思い中(プロフ) - 愛李さん» あ、愛ちゃん、来たんだーｗありがとねー！ (2015年6月30日 19時) (
レス) id: a5107bee30 (このIDを非表示/違反報告)
プリン☆(プロフ) - 愛李さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2015年6月28日 11時) (レス) id: 46806ae94a (このIDを非表示/違反報告)
愛李 - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます! (2015年6月22日 18時) (レス) id: 199e8597dc (このIDを非表示/違反報告)
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