【番外編】続き ページ41
今…こんな顔してるんだ…。
司くんの瞳に映る私は、自分でも分かるくらい赤く、そして、とろけていた。
でも、彼に見つめられるのが急に恥ずかしく思えてきて、そっとうつむく。
「？…どうされました？」
その問いに、空いていた手を彼の胸板部分の制服を掴んで答える。
「Aさん。顔を上げてください♩」
余裕そうな司くんに、ムッとしながら顔を上に上げる。
彼は片手を私の頬に置いて、親指で撫でながら言う。
「…もっと激しいの…いいでしょうか？」
コクリと頷く。
『んっ』
唇をつけた途端に、舌を入れてくる。
司くんの舌は私の口の中で滑らかに動く。
そして「きゅー」という音を出しながら、私の唾液を吸い上げる司くん。
びっくりして、彼の胸板をトントン叩く。
しかし彼はそんなことお構いなしに、私をもっと上に向かせる。
少し怖くなって目をぎゅっと閉じると、
頬に置かれた手を後頭部にもっていって、優しく撫でてくれる。
でも、安心したのもつかの間。
今度は司くんの唾液を注ぎ込まれる。
それはまるで、甘い蜜を入れられているかのようで…より私を熱くさせる。
だらだらと流れてくる唾液を、ゴクリと喉を鳴らして飲み込む。
「…は、あ。…Aさん。明日のご予定は？」
『…えっと、…確かレオ先輩とライブについて打ち合わせする。』
「それは、絶対に明日でなくてはいけないのですか？」
『…そんなことはないけど。』
「ならば、明日の予定はcancelでお願いします♩leaderには私から言っておきますので。」
【番外編】羽風薫：あっ、嫉妬。 〔こちらも注意が必要です〕→←【番外編】朱桜司：大人のkissにご用心 〔色々と注意が必要です〕
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作者名：瑠美帆 | 作成日時：2016年9月15日 17時
