【番外編】続き ページ39
『…欲しいって…。それ、私が噛んでたのですよ？』
強がっちゃって。
そんなとろけた顔で言われてもねぇ…♩
「口答えしないの。…欲しいんでしょ？」
あぁほら、もっと攻めたくなる。
アンタが俺をその気にさせたんだからねぇ。…ちゃんと責任とって。
『…ほ、欲しいです…。』
口を近づけていう。
「…いい子…♩」って。
「いい子は口開けて」
『んっ。』
なかなか開けないから、親指をぐいっと中に入れて無理矢理開けさせる。
「俺の言うこと聞けない悪い子には、お仕置き、しないとねぇ。」
『あっ…ちょっ！』
そんな言葉を無視して、口づけを。
俺の口に入っていたガムをAの口に舌で押し込む。
『んんっ！』
俺の胸板を押して、口を離し『な、何するのですか！』なんて言う。
「ん…？俺の唾液がいーっぱい入ったガム、食べたいんじゃないのぉ？」
すでに赤い顔を、もっと赤く染めたあいつが言う。
『そ、そんなわけ…。ないじゃないですか…。』
「なぁにぃ？素直に言いなよ。」
はやく言いなよ、“食べたいです”って。
そしたら、もっといいことしてあげるよぉ。
『…食べたい、です。』
「変 態…♩」
「ガム咥えて。」
『こうですか…？』
「そう。」
Aの唇から少し覗く白いガム。
それを唇ごともっていくかのように、噛み付く。
少し伸びたガムを上手に舌で巻き取って、またAの唇に戻す。
それを繰り返す。
「…ねぇ。今日帰せないから。」
『…大丈夫です。そうだろうと思って、ちゃんと泊まる準備してきてますから…。』
「ていうことは、腰はやっていいわけぇ？」
『……はい。』
【番外編】朱桜司：大人のkissにご用心 〔色々と注意が必要です〕→←【番外編】瀬名泉：ガムキッス 〔人によっては注意が必要です〕
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作者名：瑠美帆 | 作成日時：2016年9月15日 17時
