ギャルゲーあるある。 ページ35
頭がまだ重いから、あの角を曲がったらこの小走りやめよう。
そう思い、タッタッという足音を立てて行く。
おしっ。
角までもう少し！
ドッ 「うわっ」『ぉぐふっ』
次の瞬間、鈍い音が廊下に響いた。
そして、それと同時に、『キャッ』て言う可愛い反応ができなかったことを悔やんだ。
「って、Aか。わりっ、大丈夫か？」
『あぁ真緒先輩！全然平気っす。全然生きてるっす。』
「そ、そうか。生きてるならいいんだ。でもお前、廊下走ってたろ。」
『いやぁ…あはは…。』
「まぁ、あんま深くは聞かないけど、俺以外の生徒会の人たちに見つかったら大変だろ？今度からは走らないこと。…いいな？」
あっ。どうしよ…好き。是非とも嫁にほしい。
「A？」
『あっはい！うぃっす！承知いたしやした！』
すると真緒先輩は苦笑いしながら聞いてきた。
「そういえば今日のお前、顔色ちょっと悪いけど大丈夫か？」
『あー…あのー。微妙なとこですね。』
えっ。なんて答えたら正解なの？
「微妙？…そうか。なんかあったら、ちゃんと言うんだぞ。」
あっ…好き。(二回目)
『それと、真緒先輩。』
「なんだ？」
『私が将来陣さんと結婚できなかったら、もらってくれます？』
これは些細な事ではない。私の将来がかかっているんだ。今のうちに保険をかけとこう。一生ぼっちで、そのまま孤独死なんて事になるのは嫌！
真緒先輩を見ると、目を見開いて赤くなってる…。
ん！？
赤くなってるっ！？
お、うおおおお。えっ脈あり！？まじ？ちょ、ちょい待て。“真緒先輩がもしも旦那様だったら”で妄想してみよう。
……あっ…好き。(三回目)
『ど、どうしよ。』
「…え？」
『饅頭か、カステラか…。』
「はぁ！？お、お前なぁ！早過ぎるだろ！」
『…きゃー。先輩ったら、そんなに求めなくっ［パシッ］ぁいてっ。』
肝心なところで流星レッド☆→←即興昼ドラごっこって結構楽しい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1103人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑠美帆 | 作成日時：2016年9月15日 17時
