プロデューサーがなんか最近可愛い【あんスタ】 (ページ18)

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時間は大事だとマミーが言ってた。ページ18

あれから１０分後。

レッスン室の扉がガチャリと音を立てて、息を切らした薫先輩が入ってきた。

「Aちゃん！俺がいなくて寂しかったの！？いつも「はぁ、またデートですか…。」しか言わないのに本当は俺が他の女の子のものになっちゃうのが嫌だったとか！」

『…まぁ、あの、そうですね。薫先輩が他の女の子のものになっちゃったらレッスン参加してくれないと思いますし。』

「ツンデレなんだね～Aちゃん♩可愛いなぁ」

いや、あのね。毎回のように思うんだけど、薫先輩ってイケメンだからねぇ。言われてるこっちが恥ずいわ。性格がほんのちょっっぴり残念かもしれないけど、イケメンだからね。誰でもこんなイケメンさんに言われたら多少の動揺はするよね。私だけじゃないよね！

『と、とりあえず、レッスンはじめましょう！薫先輩もきたことですし！』

「あれれ？俺軽くスルーされた気がするんだけど…。」

『お疲れ様でしたー！ここにドリンクとタオル用意してあります。』

今日はダンスを中心にプロデュースした。

零先輩は途中ウインクしてきて、薫先輩は投げキッスしてきて…と、UNDEADの３年生方は一体私に何を求めているのだろうと思った。…あ、観客役やればいいのかな？

「ねえAちゃん、俺のこと見ててくれた？」

薫先輩は右手にドリンクを持ちながら聞いてきた。

たらりと、首元から鎖骨にかけておちる汗が妙に色っぽい。

『もちろんです！これでも私プロデューサーですから、皆さんの良いところも悪いところも全部記録してますよ！』

「そういうことではないんだけど、ありがとう。」

少し苦笑気味で言われたけど、気にしない気にしない。