プロデューサーがなんか最近可愛い【あんスタ】 (ページ14)

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お化け屋敷よりも怖いっす。あと虫…には負けるかな。ページ14

はぁ。

嫌だわ、この状況。

英智先輩は両手の指先を絡めて顎の下についてる。
そして、その状態であやしく微笑んでいる。

怖いわー。

怖いよマミー。

すると、

英智先輩がゆっくりと口を開く。

「Aちゃん。君はなぜここに呼ばれたのか、分かるかな？」

『す、すいません！』

零先輩に教えてもらった、とりあえず怒られる前に謝ろうや的な作戦を実行する。

「ん？それはどういう事に対しての謝罪なのかな。」

『おぉ怒らないでください！』

「僕は怒っている訳ではないよ。ただ、聞きたいだけなんだ。」

やべぇ。

さっきからあの笑みを絶やさないよ。
怖いっすよ先輩ー！！

ガチャッ

『んへ？』

私が土下座した方がいいのか迷っていると、誰かが生徒会室のドアを開けた。

この際誰でもいい。私を助けてくれ。

あっ、でもできればなずな先輩がいいなぁ。「ん？A？どうしたんらー？」なんて言われながら頭撫でて欲しい。あはは。考えただけでもなごむ。

さぁ！どうだ！

『け、けい…と、先輩…。』

これはひじょーにまずい。

「貴様、また何かやらかしたのか。」とか言われそー！

まだっまだ間に合う！お願いだからあの扉が閉まる前になずな先輩来て！頼みますっ！

私のこのわずかな希望が、扉がガチャリと閉まる音で綺麗さっぱり消えてしまった…。