リアル人狼ゲーム【カラ松】

三十六匹目 ページ37

ある日夢を見た

それはとても嬉しい夢で
私たちは笑っていて

それに、トト子も笑顔で笑っていて


これは遠い日の記憶だろうか


気づけば涙を流していた
私はゆっくりと体を起こす


どうして幸せな夢のはずなのに、涙が流れるんだろう



「A、そろそろ朝ごはんを……どうして泣いているんだ？」
「ぁ…カラ松くん…いえ、それが…わからなくて」


どうして泣いているのか

それでも何故か悲しくて
トト子はなんで死ななくちゃいけなかったんだろう



「夜はまだこないんですね」





.









.







.



道化師は泣いていた
まだこのゲームを続けなければいけないのか、そして終わらせなければいけないのか


こんな残酷なことは、二度としたくはないのに、このゲームは必然的にループする




「最後の夜がやってきました」

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