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二匹目 ページ3

「えっと……じゃあ皆さん上3人のお兄さんなんですね…」
「そうそう、きっと弟3人もこの中にいると思うけどー」
「まぁそうとも限らないけどね。じゃあ一回中入る?」
「それじゃあbrother達を探す旅に出るか…」


それにしても皆さん顔が同じで…
ここまで一緒だと逆にすごいって言うか…

きっと弟さん3人も同じ顔してるんだろうなー…



「……同じ顔が…6人…ブフッ…」
「……ど、どうしたんだ…?honeyは…」
「ツボがおかしくない…?」


まぁ…うん、面白い…

それにしても…
本当にいないのかな…


私と松野くん以外の人…


「ぁ、兄さん達…と…誰?」


ですよねー


「私はAAです…一応同じ学年なんですけど…松野…」
「一松」
「一松くん」


よろしくね、と手を出せば猫のようにはらわれてしまった
結構泣ける


そんなに私のこと気に食わないかな…


「いちまっちゃーん。十四松とトド松は?」
「さぁ……見てないけど」


あの2人は一緒にいるよなー、と話し出す兄弟達
私はその話には付いていけない


だから、このゲームが始まった理由を考えよう…



なんだろう…

共通点がある…?
私達にしかない、何かの共通点…


「……血液型…じゃないし、誕生日?も違うかー……」


同い年なら、いっぱいいるしなー

私達だけの、共通点


何かあるはずなのに何も思い浮かばない



しかも、人狼ゲームが始まるって言うし…


「……honey?」
「あ、え、何!?松野くん」


何か考え事か?と首を傾ける次男くん

そうだよね…

なんでもない、と返して進んでいくと、ガラッと理科室の扉が開いた



「!?」
「あ、Aちゃんだー。後兄さん達」
「なんで俺らがおまけみたいな言い方されてんの…?」


真っ先に私の名前を呼んだ松野くん

末っ子かな…


「え、っと……」
「僕松野トド松!なんでここにいるのかはわかんない!」
「わ、私もです…」


一緒に頷いて後1人、5男くんを探す

どこにもいないなー…



「……ん…?」


ふと、男子トイレから声が聞こえた声
数を数えていたような…


一桁どころじゃない、4桁くらいの…



「あ、あの、松野くん…」


名前を呼ぶと、3男くんが振り返る

凄い、呼び方で誰を呼んだかわかってるんだ…



「男子トイレから声が…」
「え?声?」
「えぇ…数を数えていたような…」


覗いてみる?と言って、ドアを開けた瞬間ブンッと凄い勢いでバットが見えた


えっ…トイレの中で素振り…!?

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松々先輩(プロフ) - れおさん» ありがとうございます〜!!そう言っていただけて嬉しいです!まだ番外編は残っておりますので、最後まで頑張ります!! (2020年12月26日 14時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - はあああ!最後まで素敵!大好きです… (2020年12月25日 22時) (レス) id: 0afdf78ade (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - ふゆっこさん» 気づいてくださって嬉しいです…!少し歌詞を混ぜました! (2019年7月30日 22時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆっこ(プロフ) - 妄想感傷代償連盟・・・ (2019年7月30日 22時) (レス) id: 354b18a198 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - ももまつ(カラ松girl)さん» いえいえ!気にしないでください…! (2019年5月19日 19時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年7月21日 1時

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