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シェアハウスのメンバーで、プライベートビーチつき高級リゾートに来ていた。
大ちゃんが屋台を手伝ったお礼にと、スイートルームの宿泊券をくれた。
6人まで泊まれるスイートルーム。
大ちゃんも一緒にと誘ったが、
『水着姿を見せるの恥ずかしいわ』とか言って、断られた。
毎年、コンテストの参加賞になっているようで、飽きたのだろうか……。
私たちは太陽の下、ビーチで遊んでいた。
「「せーの」」
バッシャーン!
「キャー」
ニヤニヤした目付きの豊と研二さんに抱えられ、海に放り投げられた。
見事に頭から入水し、海に沈んだわたしは、豊の足首を掴み引っ張った。
「うわぁあっ!」
バランスを崩し、沈みそうになる豊。
仕返し完了!
そして、研二さんの背中に水中キックをお見舞したが、足首を掴まれ返り討ちにあってしまった。
「俺は鍛えてるからね〜〜」
「むぅ…」
健全に遊ぶ豊と研二さんと一緒にふざけて、楽しんでいた。
「研二さんは諦めろ、翔に絡みに行くぞ」
「ラジャー」
翔さんはビーチクがヒリヒリする残念な体質らしく、全身ラッシュガードを身につけて、パラソルの下で砂山を作っていた。
そして、その隣でトロピカルジュース片手に読書をする淳くん。
ニヤニヤしている豊と共に、翔さんの所に走って行った。
翔さんの右手を豊、左手を私が掴む。
「「せーの」」
そして海に向かってダッシュし、急停止して手を放す。
翔「うわぁーっ!」
バッシャーン!
翔さんが海にダイブしていった。
「ぎゃーーっ!ビーチクがぁあっ」
悲痛な叫びがこだまする。
「あっ、予約の時間だ。じゃあ、もう行くね」
エステの予約時間が近づき、海から上がった。
タオル地のパーカーを羽織り、ビーチを後にした。
「Aちゃぁーん!俺を見捨てるのぉー!ああ、ビーチクがぁあぁっ!」
翔さんが何かを叫んでいたが、放置する事にした。
この後、楽しみにしていた極上エステが待っている。
胸を踊らせながら、エステルームへと向かった。
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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時