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俺の部屋のベッドに二人でダイブし、奪うように口唇を重ねた。
何度も何度も…。
そして深く…。
「淳くん?」
虚ろな目で俺の顔を見るAちゃん。
初めて見る表情にドキッとさせられる。
「なぁに?」
「癒されたい」
そう言うAちゃんをガーリーな笑顔で抱きしめた。
その身体は、豪快な飲みっぷりからは、想像できないくらい細く頼りなかった。
白くて長い手足も、
括れた細い腰も、
綺麗で…。
美しい物や可愛い物が大好きな俺の視覚を満たす。
水が溜まるような鎖骨や、くるぶしの形までもが美しく見えた。
その美しい身体に触れて気持ちが昂る。
絡ませた指に違和感に気づいた。
左手薬指に指輪の跡……。
そうなの?
俺はそれでも構わないよ。
それでもAちゃんを自分のものにしたい。
綺麗なメイクをして、好みの服を着せて、腕を組んで歩きたい。
そして、二人で甘い生活をしたい。
叶う事のないちっぽけな理想。
幼稚な独占欲でAちゃんを抱きしめた。
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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時