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ページ47

ねぇ、Aちゃん。
このまま意識が戻らないのかな?
生きていてくれるだけでも奇跡なのに、またAちゃんと話したい。
笑顔が見たい。
抱きしめて欲しい。
そう思うのは、ぜいたくなのかな?


「〜〜♪〜〜♪〜〜」

「〜〜♪〜〜♪〜」

俺にできる事は何もない。
完成した新曲を口ずさんだ。

「〜〜♪〜〜♪〜〜」

この曲ができて最初に聞いてくれたのはAちゃんだった。
その時、Aちゃんの指先がピクリと反応した。

「Aちゃんっ!」

「………翔さん?」

「意識が……戻った……」

涙が出た。

「どうして、泣いてるの?わたし、どうしたの?」

「意識不明になってたんだよ!」

「ちょっと寝てただけだよ。大げさだね。その子………」

俺の抱いてる赤ん坊に気づいた。

「Aちゃんが、命懸けで産んだんだよ。可愛いでしょ?」
「……うん。可愛い」

Aちゃんの隣に赤ん坊を置いた。
愛しそうに赤ん坊を見つめる。

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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時

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