☆ ページ47
ねぇ、Aちゃん。
このまま意識が戻らないのかな?
生きていてくれるだけでも奇跡なのに、またAちゃんと話したい。
笑顔が見たい。
抱きしめて欲しい。
そう思うのは、ぜいたくなのかな?
「〜〜♪〜〜♪〜〜」
「〜〜♪〜〜♪〜」
俺にできる事は何もない。
完成した新曲を口ずさんだ。
「〜〜♪〜〜♪〜〜」
この曲ができて最初に聞いてくれたのはAちゃんだった。
その時、Aちゃんの指先がピクリと反応した。
「Aちゃんっ!」
「………翔さん?」
「意識が……戻った……」
涙が出た。
「どうして、泣いてるの?わたし、どうしたの?」
「意識不明になってたんだよ!」
「ちょっと寝てただけだよ。大げさだね。その子………」
俺の抱いてる赤ん坊に気づいた。
「Aちゃんが、命懸けで産んだんだよ。可愛いでしょ?」
「……うん。可愛い」
Aちゃんの隣に赤ん坊を置いた。
愛しそうに赤ん坊を見つめる。
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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時