検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:4,766 hit

ページ43

「……っ」

Aちゃんは、お腹を押さえてかがみこんだ。

大「A?」
「Aちゃん!」

「痛いっ!」

顔を歪めてうずくまった。

大「ヤダ。もしかして、陣痛ってやつ?……タクシー」

片桐さんは携帯でタクシーを呼び、俺はAちゃんの背中を擦った。

「ぅううう…」

10分程でタクシーは到着し、病院に向かった。
タクシーの中では苦しそうに呻いていた。

「頑張れ!頑張れAちゃん!」

こんなに苦しんでいるのに、俺は何もできない。

病院に到着すると、ストレッチャーに乗せられ分娩室に運ばれた。
片桐さんは立ち会うと言って、一緒に分娩室に入って行った。

それから、5時間、10時間…。
分娩室の前で待った。
中からは痛いと叫ぶAちゃんの声が時折聞こえてくる。

片桐さんが出てきた。

大「今夜は生まれそうにないって、明日出直しましょうって……」

Aちゃんを病院に残して、片桐さんと家に戻った。

☆→←☆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。