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豊「何だよこれ!勝手に出ていくなよ!」
豊は怒り狂って暴れた。
研二さんは俯いて泣くのを堪えながら、豊を押さえる。
研二「逢沢博也って何をやらかしたんだ?」
T「暴力団と密通。薬剤の密売。内部告発したのがAちゃんだったなんて…。辛かっただろうに……」
Tさんは、携帯でAちゃんに電話をかけた。
T「出ない。メールも拒否だ…」
職場にも行ってみたが、既に退職していてどこにいるのか手がかりが掴めなかった。
豊「大ちゃんだ!片桐さんなら、Aと連絡取れるかもしれない」
俺たちの担当ヘアメイクさん、片桐大助……じゃなくて、カトリーヌ片桐さんは、Aちゃんと親友らしい。
Tさんは、片桐さんに連絡をした。
T「片桐さん、Aちゃんの居場所を知らないですか?」
大『Aがどうかしたの?もしかしてあの記事と何か関係あるの?』
T「出て行きました」
大『知らないけど、来月も部屋の契約してたし、騒動が収まれば飄々として戻ってくるんじゃないかしら?』
T「Aちゃんと連絡つけてくれませんか?」
大『仕方ないわね。いいわよ』
一度、電話を切った。
2時間後、Tさんの携帯が鳴った。
画面には、着信:ヘアメイク片桐
T「はい。………はい。……そう。わかったわ」
通話を終えると、Tさんは笑顔を作った。
T「Aちゃんなら大丈夫!実家に避難してるって。さぁ、元気出して仕事するよ!」
実家に避難してる大丈夫。
そう言われ安心した。
さすが賢明な判断だと思った。
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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時