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アンコールが終わり、馴染みの店で打ち上げをした。
いつも一緒だったメンバー、スタッフさん、関係者のみなさんに支えてもらい、今回のツアーが成功した。

片桐さんが、打ち上げにAちゃんを連れてきた。

「こんばんわぁ、A連れてきたわよ」
T「いらっしゃい。楽しんでいってね」

TさんはAちゃんにビールの入ったジョッキを渡して乾杯していた。

「Aちゃん、今日は来てくれてありがとう」

タミTにニーハイのAちゃんが可愛くて、思わず抱きしめた。

「何々〜、その子、鬼龍院さんの彼女?」

Aちゃんを知らないスタッフさんが詮索を始める。

「……だったらいいんですけどね」
大「アタシのマブダチよ」

いつもなら、Aちゃんを囲ってみんなで飲むところだが、豊が頑なにこっちに背を向けていた。

淳くんは、女の人に囲まれてガールズトークを始めていた。

研二さんは、すでに出来上がってて全裸で踊っていて、近づくのは危険すぎた。

「Aちゃんて、俺のファンだったの?」
「うん。最近だけどね」

大「ねぇ、翔さん。この子抱いてあげて」

AちゃんとTさんを始めスタッフさん数名で飲んでいると、片桐さんが絡んできた。

「ぶーーっ!大ちゃん!何言ってるの!?」

「俺はいいけど(笑)」

Aちゃんは、ビールを2〜3杯飲んだところで、帰るとTさんに挨拶をしていた。
楽しんでいるみたいだけど、初対面の人ばかりで気疲れもするだろうな…。
電車のあるうちに帰るのは賢明な判断だと思った。

「今日はありがとうございました」
T「こちらこそありがとう」
「では、失礼します」

颯爽と店を出て歩いて行った。
俺はAちゃんを追いかけた。

「一緒に帰ろう?」
「帰っちゃって平気なの」
「俺だって帰りたいんだよ」

タクシーを拾うと、二人で乗り込み家へと向かう。
一緒に家に帰った事なんてなかったから、何だか新鮮に思えた。
ここでAちゃんを抱けたら最高なんだけど、俺にはそんな度胸なんて無く、お互い部屋に帰り一人で寝た。

☆→←〜sideS〜



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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時

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