〜sideS〜 ページ25
遂にツアーもファイナル。
気合いも十分。
俺は、舞台袖から会場の様子を覗いた。
お客さんも満員。
こんなにもたくさんの人が応援してくれる事がとても嬉しく思う。
俺のファンらしき人がどの辺に居るか確認した。
二列目センター
タミTを着た俺のファンの子がセンターにいる。
しかも、ミニスカにニーハイ。
下を向いていて、顔は見えないけど、たぶん可愛い。
その子がふと前を向いたのを見逃さなかった。
えっ?Aちゃん!?
T「見たか?」
「TさんがAちゃんを呼んだんですか?」
T「そんなところ。頑張ろうな」
「はい!」
以前、バッサリと切り捨てられたから、無理だと思っていた。
Tさんが色々動いてくれた事に感謝して、俺はTさんに抱きついた。
「Tさ〜〜ん」
T「やめてくれ〜」
ライブが始まり、俺は全力で歌い最後まで歌い上げる事ができた。
客席は最高潮に盛り上がり、気持ち良く終われそうだ。
ふと、Aちゃんの方に目をやると、棒立ちで泣いていた。
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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時