〜sideS〜 ページ21
Aちゃんが怪我をしてしまい、料理ができない替わりにと、淳くんがキッチンに立っていた。
日頃、Aちゃんと一緒に料理をしている淳くんは、かなり腕を上げた様で、俺は淳くんの作ってくれた料理に舌鼓をうつ。
豊「淳くん〜。俺にも何か作って?」
豊が淳くんに頼むと、あからさまに不機嫌な顔をして、茶碗にご飯をよそっていた。
ドンッ!
豊の前に置かれたのは、白ご飯と納豆のパック。
明らかに扱いが違っていた。
豊「何だよこれ」
淳「自分の胸に聞いてください」
淳くんは、豊がAちゃんに怪我をさせた事に腹を立てているらしい。
来月からゴールデンボンバーのツアーが始まるから、仲良くして欲しいところなのに…。
Aちゃんの料理と笑顔が無いと、お酒が進まない。
Aちゃんと一緒に食卓を囲まないと楽しくない。
俺たちの関係に歪みが生じ始めてきた。
そうこうしてる間にツアーが始まり、割り切って仕事に専念した。
泊まり込みで仕事の日も増えてきて、あまり家に帰る事も無くなった。
また、みんなで食卓を囲んで、幸せな時間を過ごしたい。
せめて、Aちゃんに会いたい。
Aちゃんをライブに招待できないか、マネージャーのTさんにお伺いを立てた。
「Aちゃんにライブを見に来てもらえないかな?」
T「無理だな」
今からチケットを手配できるはずもなく、あっさり切り捨てられた。
俺たちの疲労はピークに達して、お互いにイライラし、雰囲気もギスギスしてきた。
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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時