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今まで抱いてきた一夜限りの女程、擦れてなくて、付き合った女程、重くない。

熱く熱を帯びた俺自身を、Aに埋め込み律動した。
波打つ様な感覚に包まれて、熱を放った。

白い腕が俺の背中に回り引き寄せられた。
そのままAに覆い被さり抱きしめてやった。

「やっちゃったね。わたし達……」
「そうだな」

「でも、残念…」
「何?もしかして、俺早かった?」

「……それもあるけど」
「あるんかいっ!」

いつもの様にふざけて笑ってみせた。
Aは、ふと真顔に戻って、こう言い放った。

「豊とは友達になれると思ったのに……。友達になりたかった」

そう言ってAは泣いた。

俺と寝る女なんて金とかステータスが目当ての女ばかりだと思ってたから拍子抜けしたと同時に、その涙は俺の良心を鋭く貫き、Aに触れる事ができなくなった。

煙草に火を着け頭を冷やした。
Aに背を向けて横たわり話しかけた。

「……ごめん。友達になってやれなくて……」

俺はAを傷つけた。
本当にいい奴なのに、大切にしないといけない存在なのに、俺のエゴで傷つけた。
自分は欲望に支配された最悪な男だと自己嫌悪した。

〜sideyou〜→←☆



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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時

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