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俺はAの手を握って立ち上がった。

「出よう…」

Aは、俺の真意を理解したのか否か、静かに頷いた。

バーから出て、二人路地を歩く。

ガンッ!

音を立てて、壁に押し付け、手首を掴み身動きできないAに口唇を押し付けた。

「豊、酔ってる?」

こういう事をしても、気にも止めずはぐらかす。
知らしめてやりたくなった。

「俺と寝てくれる?」

「んっ」

二度目は深く、荒々しく…。

「行くぞ」

少し乱暴にAの手を引き、裏手にあるホテルに入った。

エレベーターに乗り、長い廊下を歩く。
部屋のドアを開けて部屋に入り、さっきの続きのキスをした。

求めるように、深く舌を絡ませながら…。
Aの細い肩に口唇を滑らした。

「どうしてついてきた?」
「豊が行くぞって言ったから…」
「俺のせいにするなよ。このまま最後までするぞ?」
「そのつもりでついてきたんだけど……」
「……ばかやろ」

ベッドに座らせ、ゆっくり押し倒した。
触れた肌は白く滑らかで吸い付く様な感覚に俺を惑わす。
細く伸びた腕が背中に回ると、愛しさがこみ上げ震えた。
幼さが残る頼りない表情が俺を加速させる。
淳くんも、この顔と身体に惑わされたのだろうか?

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匿名希望 - part2完結おめでとうございます。主人公の子供の父親だれだろう仝ζ鵑気―澆ん.リちゃん.ャンさんpart3はどんな話だろう (2017年4月9日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色みさと | 作成日時:2017年3月28日 9時

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