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調査兵団の天使。 ページ12
「でもルイって凄い綺麗な顔してますよね、俺、そういうのあんまり興味無いんですけどエルドさんやグンタさんがルイは綺麗だってさっきまで褒めちぎってましたから。」
「調査兵団に天使が現れましたね。」と柄にもねぇ事を平然と言いやがるエレンに自然と溜息が出た。
「下らねぇな。」
「はは……兵長はあんまり興味なさそうですよね。」
「なんだ、糞みてぇに女に没頭してる様な男に見えるか?」
「い、いえ!とんでもない!あ、じゃあ俺、そろそろ訓練してきます……!」
「……。」
物凄い勢いで逃げていったエレンの背中を眺め、近くのベンチに腰掛けた。本来なら同じように訓練に参加し、部下を指導しなくてはならないが徹夜が続いてるためか頭が痛い。今日何度目か分からない溜息を吐き出してから体に鞭を打ち、訓練の森に向かった。
何故か頭の中でエレンの言葉が響き渡っていた。
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作者名:るかこ。 | 作成日時:2020年4月15日 11時