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「リヴァイ、ジゼル。改めて言うがおめでとう。…それにしても長い道のりだったな、一時期はどうなる事かとおもったが…。」

「……ああ。」

「確かに色々とありましたね。ふふ、でも今とても幸せです。」



穏やかに笑うエルヴィンの言葉にリヴァイが静かに返し、ジゼルは顔を赤らめながら言う。2人の反応に、ははっ、と笑ったエルヴィンはスープをすくう。



「だが、リヴァイ、お前はあくまで兵士長、その立場を忘れるな。兵達の士気に響くような事は避けてくれ。そして仕事に私情を挟む事は決して許されない。私は今までと変わりなくお前達に接するつもりだ。いいね?」

「勿論そうしてくれ。俺もこいつも理解してる。」

「わかっています、エルヴィン団長。今まで通りあたしに接してください。」

「ああ。そうさせてもらうよ。だがこれでピクシス司令にいい報告ができるよ。あの人はいつもジゼルを気にしていたからね。」

「ほぅ…。なら報告ついでにジジイに伝言だ。今度の壁外でお前に見合う巨人を捕獲してきてやる、そう伝えてくれ。」

「縁起でもないな、リヴァイ。それにピクシス司令が求める美人の巨人とやらはこの世に存在しない。」

「……冗談だ。俺も探す気はねぇ、面倒臭い。」



そう言ったリヴァイはスープを口に含む。二人の会話を横耳に目の前の噛みごたえのあるパンを齧れば、すぐにお腹は満たされていく。

ピクシスさんにもお世話になりっぱなしだ。今度、なにかお礼が出来たらいいな。お酒、でもプレゼントしよう。うん、それがいい。



「リヴァイ。朝食後、団長室に来てくれ。陣地配置について見直したい箇所が出来てね。是非ともお前の意見を聞きたい。」

「ああ、了解だ。」

「助かる。」



そう言いながら立ち上がったエルヴィン団長はジゼルに視線を向ける。

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設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ , アニメ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:るかこ。 | 作成日時:2020年4月30日 13時

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