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メアの姿を視認すると、マスタードさんは慌てて私から離れる。

多分メアのおかげで助かったんだろう。感謝しておこう。



腰を起こそうとすると、メアは触手で立ち上がるのを手伝ってくれた。


優しいところもあるんだなぁ…。



メアは私が立ち上がれたのを確認すると、触手をマスタードさんの首元に突きつけて「これはどういうことだ。説明しろ」と言い放つ。


私を助けている…のだろうけど、まるで虐められていた悲劇のヒロインがヒーローに守られているようでいい気分にはならない。


私はヒロインなんか似合わない。


それにそもそも、ヒロインのように人に囲まれるような趣味はない。



なんなら関わらないでほしい。




…少し罪悪感はあるけど、マスタードさんのことはメアに任せて帰ろうかな。



そう思って今度こそはと、ポータルを開いて中へ入ろうとすれば、メアに「お前も残れ。」と言われ触手でポータルから引き離される。



今日は色々ありすぎて眠いのに!早くセリーナさんの様子を見に行かなきゃ行けないのに!




そう心の中だけで文句を言っていると、メアがポンポンと私を宥めるように触手で頭を撫でる。



心の中がうるさかったのだろう。でも引き戻したのはメアのほうだ。私は悪くない。決して。



「おいA」



「っはい!」



急に名前を呼ばれ驚きのあまり大きな声で返事をしてしまう。


怒られると思ったが、メアは気にしていないようだ。



「お前はコイツに何をしてコイツに何された。」



コイツ。とメアの前で大人しく正座しているマスタードさんを指さしながらメアはそう言った。




「え…っと…、お腹見せたら押し倒されて…。」



そう言うとメアは「あ"?」と睨みを聞かせながら低い声でそう声を漏らす。



「ひぇッ、ごめんなさいッ嘘は付いてませんっ…!」



無意識のうちにメアの気分を損ねてしまったようで辺りにはメアのものすごい殺気が漂っている。



怖いな…。





「…、おい、駄犬。Aの言っていることに嘘は無いか?本当か?」



「別に嘘はついてねぇ…、あ、ついてないですけど。」



マスタードさんの、その返答を聞くとメアはこちらに笑顔で歩み寄ってきて「駄犬…、いやマスタードの件は俺が直々に対処しておくからお前は本家のところに帰っておけ。」と触手でポータルへ連れてゆかれた。

じゅうわ→←・・



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あんにんどうふ(プロフ) - ルルの苗木 (新垢)さん» ありがとうございます…確かにせいへk…こほん、好みは皆それぞれですよね。ありがとうございます。 (2022年9月9日 20時) (レス) @page1 id: ad7a0c982c (このIDを非表示/違反報告)
ルルの苗木 (新垢)(プロフ) - あんにんどうふさん» コメントありがとうございます!性へ…ん"ん"ッッ、好みは人それぞれなのでいいのでは?( ^ω^) (2022年9月9日 20時) (レス) id: 08def29628 (このIDを非表示/違反報告)
あんにんどうふ(プロフ) - 好きです…主人公がCrossで悪をNightmareにしちゃった私ってなんなんでしょうか。 (2022年9月9日 20時) (レス) @page3 id: ad7a0c982c (このIDを非表示/違反報告)
ルルの苗木 (新垢)(プロフ) - れいなさん» 作成出来ました!続編でもよろしくです! (2022年9月8日 21時) (レス) id: 08def29628 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ルルの苗木 (新垢)さん» 待ってまし!! (2022年9月8日 21時) (レス) id: b26a8f9f39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルルの苗木 | 作者ホームページ: ないよー  
作成日時:2022年8月12日 21時

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