極度の対人恐怖と悪女さん。【AU】 (ページ19)

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そうエピックさんが言って数分…いや、数十分程がすぎたくらいだろうか。

我を思い出したエピックさんは「すまん」と謝り私を解放した。

涙でもでたのか、目元が赤くなっている。

「heh…、仕事のしすぎでかなり不安定だったようだな…。すまんなBruh、アンタの話を聞くはずだったのに、オレが迷惑かけちまった。」

エピックさんは無理して笑っているような笑顔を見せ後頭部を掻く。色々我慢してきたのだろう。

「…話します。責任は取ってください。」

「…、ああ。」

エピックさんに話すわけで、もしかしたら大丈夫だろう。と心のどこかで思っていた訳だが、話している最中に余計なことを沢山考えたせいで案の定、取り乱してしまった。

無駄な呼吸と咳が止まらない。

「過呼吸か…、息吸ってゆっくり吐け？」

「ん…、すぅッ…、ふッう…」

流石は現役科学者…、サンズさんでも完璧に対処しきれなかったのに。

「heh…頑張ったな…。」

ぎゅっと優しく抱きしめられ頭を撫でられる。

心地いな

「…、エピックさん。私もう疲れました。もういいですよね…？」

「おま…、まさかそんな…。」

エピックさんの抱きしめる力が強くなる。

「…セリーナさんにもうやめてくれって言うだけですよ。変な勘違いしないでください。」

「え？ま、まあそうだと思ってたぜBruh！」

勘違いしてたな…。

「ただ…、それは大丈夫なのか？」

「…、危なくなったらポータルに逃げ込みます…。」

「ああ、そうじゃなくて…、セリーナと話して大丈夫か？アイツのこと話すだけで過呼吸になるくらいだろ？」

そ、そうだった。どうしたら…。

「困ってるな…。そうだ、オジサンが着いてってやろうか？Aがセリーナに意地悪しないか見張るって口実でよ。危なくなったらアンタを担いで逃げるさ。」

でも、そしたらエピックさんがこちら側についているとバレてしまう。そうなると後々面倒くさくなりそうだから避けたいことだ。

やはり、危なくなろうとしたら私が自分でポータルに逃げ込む方がいいのでは無いだろうか。

というか、セリーナさん側のサンズさんをこっそり連れていった方が良いのではないだろうか？

私は何もしていないという証明になるのでは？

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体調治りましたので更新再開させていただきます。