極度の対人恐怖と悪女さん。【AU】 (ページ17)

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「…？どうしたの？ボクの顔なにか着いてる？」

「いや、本当に頼もしいのと友達になったなと…。」

そう言うとフリスクはぱああっと元から明るい表情がもっと明るくなった。やめてくれ、この汚れきった心が浄化される。

「…あ、もうこんな時間経ってたんだ！多分もうご飯できてるよ！一緒に食べに行こ！」

ふと部屋にかかっている時計を見たフリスクはそう私の手を掴んで言った。

「うん。そうだね。」

サンズさんにはあったが、笑いかけることに対する不快感はフリスクには無いっぽい。不便な体、慣れてない人だとポーカーフェイスも上手くできないなんて。普通逆だろ。

フリスクに引かれるがまま、リビングへ移動する。

自分よりも小さく細い手と腕が可愛らしいくもあり、そんな小さい手から出る強い力が恐ろしくもある。

フリスクが大人になったらどんな人になるんだろうか。

爽やかな好青年か。はたまた逆か。

別にどうでもいいけど。

「あら、今呼びに行こうと思っていたのよ。」

トリエルさんはテーブルにご飯を並べ、こちらに優しい笑みを浮かべた。

「ふふん！ボクがきちんと連れて来たよ！」

胸を張ってトリエルさんに向けてそう言うフリスクを見て、不意に笑いが込上げる。

「可愛い…。」

「なぁっ…！ボクはかっこいいの方が嬉しいんだけど！」

「ごめん、フリスクはかっこいいね。」

そうフリスクの頭を撫でながら言うとフリスクは「絶対思ってないよね！？」と声を荒らげた。

からかいがいがあってフリスクは面白可愛い。

「はいはい、Aも意地悪しないの。ご飯食べますよ。」

クスりと笑い、私とフリスクの頭を撫でながらそう言うトリエルさんに、私とフリスクは声を揃えて「はーい」と返事した。

トリエルさんの言った通りに大人しく椅子に座り、ご飯を食べる。

「ん、美味しい。」

唾液が飛ばないように口を手で隠しながらそう言う。

フリスクも続けて「ママの料理いつも美味しいもんね！」と言った。

本当にその通りだ。トリエルさんの作る料理はいつも絶品でそれを毎日というように食べられる私とフリスクは幸せものだろう。

そんなことを考えながら今日も私は幸せをかみ締めた。

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いただきますを言わなかったのは、日本じゃないからです。

そしてすみません。今日から少し更新速度落ちます。

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