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〜時同じくして、北校舎組〜

柏木「きゃあああああああ!!!!」
美原「うおおっ!?」

界「今の…みっちゃんじゃ。南校舎からじゃのぉ…」
野口「柏木も…何かあったのかな。二人とも180cm越えの大の男とはいえ、少し心配だね」


でも今は俺たちもやばいから、と小さい声で話しているのは、ロッカーに二人してぎゅうぎゅう詰めになっている野口と界。
先程三階を調べようと一階から二階へ上がっていると、階段の上からボールが転がり落ちるような音が聞こえ、危機を感じて掃除用具入れへ無理やり体を押し込んだのだ。

すると、一番離れているはずの南校舎から柏木と美原の雄叫びが聞こえてきた。

それよりも今は己の身の安全が最優先。ロッカーから出るわけにはいかない。
しかしこちらも175cm越えの男二人が通常より少し大きいくらいの掃除用具入れに入っているのだから、身動き一つ取れない状況で。

今スマホが鳴ろうものなら飛び出してとにかく逃げるが、そうならないことを切に願う。


野口「というか案外筋肉あるんだねえ。見た目ではもう少しひょろひょろしてるかと思ってたけど」
界「鍛えとるけぇのぉ。委員長もなかなか筋肉質じゃのぉ。何かやっとるの?」


悠長に話している二人だが、何かあった時瞬時に飛び出して走る準備は万端だ。

ポーンポーン…と規則正しく上から落ちてくるものが、ついに踊り場に差し掛かる。
ひっそりと息を潜め、ロッカーに空いている隙間から階段の方をじっと見つめる二人の目に飛び込んできたのは、声を出すのは必須な光景だった。二人はよく耐えた方だと思う。

階段の上から転がり落ちてきたもの…それは、人間の生首だった。


界「…委員長、あれ見えるよね?わしらいつの間にか集団幻覚でも見よるんじゃろうか…」
野口「いや…うん、大丈夫とはいえないけど、俺も見えるよ」


ゴロゴロと嫌な音を立てながら通り過ぎていく生首は、廊下の途中でピタリと止まる。まるでそれ自体に意思があるかのような動きに、ビクンと二人が肩を揺らした。

(何が始まるんだ…?)

大概小説では生首がこちらを向いて…。
と、野口が思った瞬間、グリンと見開いた目がこちらへ向けられ、ケタケタと声を上げて生首が笑い始めた。


野口「やばい!!位置バレてるよ!行くよ界くん!!」
界「待って!!あの生首どがぁして声を出しとるのか気になるけぇ調べたい!」
野口「今そういうことしてる場合じゃねー!!!」
界「目が見えとるのかも調べたい!」
野口「だから今はっ…ぎゃあああああ!!!!!!なんかゴロゴロついてきたあああ!!!」

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年7月21日 13時

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