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恋愛ウイルス ページ1

side A

『速報です!』

そう言って真剣な表情で話すニュースキャスター。
なんだ彗星でも落っこってくるか?なに、入れ替わっちゃうのか。

そんなことを考えながら朝のコーヒーを飲んでいると、ニュースキャスターはとんでもないことを言い放った。
なんでも、この私たちの住む街に“惚れウイルス”なるものがばら撒かれたらしい。

これは番外編、なんでもありなんだろう。

どうやらこの厄介なウイルスに感染すると、最初に見た人のことを病的に好きになってしまうらしい。うん、うちの馬鹿たちは大丈夫だわきっと。バカは風邪引かないっていうし。
それに私に求愛行動とってるのは今に始まった話じゃないし。

手洗いうがいでどうにかなるものでもないらしいが、飛沫感染はしないとのこと。


「あ!時間やばいッ」


今日朝練あるんだった!!

私は急いでテレビを消し、家を飛び出した。
道を走っていると、いろんな男の人に見られた。しまいには小学生の男の子に『お姉さんボクと付き合って』と言われる始末。

可愛いけど犯罪!!


なんだみんなウイルスに感染してるの!?感染力パネェ!


「おはよ〜…はぁ、朝から困っちゃうなぁ…」
美原「おはようA、俺お前が来たら言おうかと思ってたんだけど」
「待て、嫌な予感」
美原「俺お前のこと死んでも守りたいって思うくらいには愛してる」


怖い!!
なに言ってんのコイツ、と思いながら少し今日は愛の重さがヘビー級だな、とか思っていると、マスクをした野口が入ってきた。

あれっ、そう言えば、みんなマスクしてる…。


「おはよー野口。なんでマスク?風邪引いたの?」
野口「あれ、知らないの?新型ウイルスの話」
「知ってるけど…」
野口「朝の時点で飛沫感染はないって言われてたんだけど、さっき飛沫感染も確認されたみたいだったからマスク買ってきた」


欲しい、と手を出してもさっきあげたのが最後、と言われた。マジか。
私差し置いて他の男にあげるなんて…!

嫌だなー、誰のことも好きになりたくない…初恋終わらせたけどセカンドラブがこいつらの誰かとか死んだほうがマシ。
ちなみに初恋はおじさん(高校生の頃)だったりする。いや、超イケメンだったから。

おじさんの部屋(理事長室)に逃げることも考えたんだけど、おじさん今日学校にはいないって言ってたのを思い出した。
教室の前の廊下で立ちすくんで唸っていると、ねぇ、と聞き覚えのある声がした。


顔を上げると、そこには見知った顔の男。
体から滲み出ているこのキラキラオーラを隠し切れていないこの男は柏木だ。

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年7月21日 13時

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