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で、何か得られたことはあるのだろうか？
チラリとやっくんを見ると、やっくんは私のレシーブをかなり研究して、二人に教えていた。
なんか恥ずかしい。
「見たか？Aは女子だけど、スガくんのボール綺麗に上げてただろ？」
「はい！凄いです！」
「Aさんが凄いからです！」
「それはそうなんだけどさ。レシーブ打つ時何か気づかなかった？」
やっくんの言葉に、二人で首を傾げる。
まあ、感覚派の二人には少し難しい質問かもしれない。
「二人のボールに飛びつくそのガッツは良いんだけどさ、自分からボールを迎えに行かなくても良いんじゃないかな？ただでさえ速いボールに触れるまでの時間が短くなっちゃうでしょ。そうすると、慌てちゃうしこっちの準備も不十分になるじゃない」
私が説明すると、しょーよーたちは再び首を傾げた。
「準備って？」
「強いスパイクが来ても倒されないような重心の取り方とか、手首の角度とか、そんな感じかな」
「なるほど…！ジャンプと一緒か！」
「なるほどなー！」
しょーよーの中で合点がいったようで、納得したように頷いている。
リエーフも納得できた様子で、嬉しい。
私の教え方は間違っていなかった。
「やっくんの方が教え方上手いと思うんだけどなー。私も、バレーやってた時は感覚派だったし…」
「その割に上手く説明してたじゃん」
「そう？よかった」
「Aー！！」
「うわっ！？」
やっくんと話していると、突然後ろから抱きつかれて倒れそうになる。
容赦なく私にぶつかってくるこの男は、ぼっくん。この合宿唯一の5歳児。
なんなのもー、となんとか倒れなかった私が振り返ると、ぼっくんはまあ、予想できる一言を吐いた。
「ブロック飛んでくれよー！」
「バッカ！！何言ってんの！？ぼっくんのスパイクなんて、ブロックできるはずないでしょ！私の腕をもぐつもり！？」
「そうですよ、木兎さん。一応、女の人なんですから」
「あかーし！？一応って何！？」
あ、でも今からぼっくんがスパイク練するなら、丁度良いかも。
私はしょーよーとリエーフを呼ぶ。
「そこのレシーブ下手くそ二人〜！今から全国で五本の指に入るアタッカーがスパイク練するらしいから、レシーブ練するよ〜」
「しっ、しゃーすっ！」
「ゲーッ」
「嫌そうな顔しない！！良いスパイクも、レシーブが上がらなきゃ打てないでしょ！！」
ほらほら、と二人の背中を押して、私もコートに入る。
ぼっくんのボールかあ…うーん、上げられるかなあ……。
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松々先輩(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！及川さんかっこいいですよねーー！！これからも頑張ります！ (2021年7月3日 22時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
キース - 及川さん推しなので、とっても面白くて嬉しかったです！！松々先輩さんの作品の中でもダントツで好き…これからも頑張って下さい！応援してます(｀・ω・´) (2021年7月3日 21時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - いちごあめさん» ありがとうございます！！これからもゆるゆるギャグで頑張ります！ (2020年12月31日 13時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ(プロフ) - この作品大好きです、！これからも頑張ってください！応援してます（；；） (2020年12月30日 22時) (レス) id: 67dfec1e53 (このIDを非表示/違反報告)
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