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食後、バレーボールの音が響く体育館へ向かう。
一応シューズを履き替えて、服も着替えて来た。
既にそこで練習していた人たちは、お疲れ様でーす！と私を見て頭を下げる。
「ごめんごめん、片付けに思ったより時間かかって遅くなっちゃった。今自主練どれくらい進んでるの？」
「今レシーブ練してたとこです！」
「おー、偉いね。上達した？」
やっくんのレシーブ練なら間違い無いでしょ。
しょーよーの後ろでうつ伏せになって倒れているのは、リエーフだろうか。
やっくん、容赦ないからなあ。
「A！こいつら全然ダメなんだよ。お前が手本見せてやってくれ」
「え〜。私なんかより絶対やっくんの方がレシーブ上手いのに？」
「力の弱いお前のレシーブの方が、得られる情報多いと思うんだ。頼む！」
まあ、確かに、レシーブはそれなりに力がある人の方が受けやすくはある。強いスパイクが来た時、体の軸を動かさないようにする方法とかもある。
つまり、力の強い男より、弱い女のレシーブからの方が得られるテクニックは多いのだ。
仕方ないなあ、と上着を脱いで端の方に放り投げる。
「しょーよー！リエーフ！ちゃんと見てるのよ！」
「はいっ！！」
「よろしくお願いします！」
ビシッと二人を指した後、相手コートにいたスガとトビオちゃんにセットアップを頼んだ。
勿論、スパイク撃つのはスガの方にお願いした。トビオちゃんのボール受けたら私の腕が吹っ飛んじゃう。
「さっ、来ーい！」
「いきます」
トビオちゃんの合図で、しっかりと構える。
ゲームにおいて、レシーブはあくまで予想だ。ボールがどこに飛んでくるのか、どこに落ちるのか。
そのいくつもある選択肢を最低まで削るのが、ブロックの役目でもあるのだが、今回ブロックはいない。ただのレシーブ練。
スガは、私のいる場所にスパイクしてくれるだろう。
「ッ……！」
思った通り、スガは私の目の前にスパイクしてきた。
本気ではないだろうけど、それでも相手は男子高校生。凄い威力。
でも、元バレーボールプレイヤーの私にとっては、そんなことは関係ない。
手首の少し上。ドンピシャのスパイク。
回転のかかっていたそれが、私の腕に当たったことで回転が止まり、ゲームではセッターの立っているところに落ちる。
「おっ……おおおおおー！！！！」
「すげー！Aさん、すげー！！」
「ふふん。こんなもんよ」
「まさかこんな綺麗に返されるとはな〜」
「スガは手加減したでしょ。本気で打たれてたら返せなかったかも」
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松々先輩(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！及川さんかっこいいですよねーー！！これからも頑張ります！ (2021年7月3日 22時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
キース - 及川さん推しなので、とっても面白くて嬉しかったです！！松々先輩さんの作品の中でもダントツで好き…これからも頑張って下さい！応援してます(｀・ω・´) (2021年7月3日 21時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - いちごあめさん» ありがとうございます！！これからもゆるゆるギャグで頑張ります！ (2020年12月31日 13時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ(プロフ) - この作品大好きです、！これからも頑張ってください！応援してます（；；） (2020年12月30日 22時) (レス) id: 67dfec1e53 (このIDを非表示/違反報告)
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