#62 ページ13
「JKの『私ブスだから〜』って『私可愛いでしょ』って意味なんですよね？」
「きゅ、急にどうしたのしょーよー…レシーブ上げすぎた？全てのJKがそうと言うわけではないと思うけどね…」
「じゃあA先輩は自分のことブスって言いますか？」
「言わないけど。私はスーパーミラクル可愛いし」
私が言ってみ？少なからずほとんどの女子に対してそれは嫌味となるんだよ？
恨まれて死にたくないしね。
夕食中、突然しょーよーから振られた話に困惑しながら答える。
「それじゃあ『私って綺麗だからぁ〜』って言うんですか？」
「え、そ、それも言わないけど…」
どうしよう、やっくん、ボールの当てどころまずったかも。
早く食べないと冷めるよ、と箸で仏様のご飯並みに盛られた白飯を指す。
それやばくない？どうやって食べるの？
「隣いい？っすか」
「あ、トビオちゃん。良いよ、どうぞ」
「！影山！隣ずるいぞ！！」
ずるいとかあるかよ…とボソッと言うトビオちゃん。
相変わらず表情筋硬いね。
そのまま食べ続けていると、なぜか周りに人が集まってくる。
スガ、澤村さん、龍、夕くん、縁下くん……。
「あ、あの…キツくないですかね…」
「？全然！」
「Aも早く食べないと冷めるべ」
お母さんだ。
はい、と小さく呟いて食べ始めると、青城の方から俺らのマネ取られたんだけど…と聞こえてくる。
大丈夫だ、取られてはいない。
派遣されてるだけ。
「そう言えば、しょーよーレシーブ力上がった？」
「うぐっ…ま、まぁまぁです…」
「レシーブ大事だよ…」
速攻は得意だけどね、しょーよーは。
トビオちゃん相変わらずトス速いから…それについて行けるのは少なくともしょーよーの脚力あってだし……。
でもトビオちゃんなんか丸くなってる？性格ね、性格。
「まぁ、良い相棒だね！」
「……岩泉さんと及川さんには負けます…」
「阿吽の呼吸に勝とうとしてる…？」
無理だよ…幼馴染な上に良いセッターと良いスパイカーだし…。
私ブロック得意だけどね。
だから昔は私の方が背も高かったし、私を練習台に凄い練習した二人は今や阿吽の呼吸と呼ばれている。私に感謝してほしいものだ。
「私もなんか通り名的な称号的なもの欲しい」
「青城の美人マネって言われてますよ？」
「そう言うんじゃなくってさー…」
無いかなー、良い名前。
なさそうだけどな。
私が言ってるのは、かっこいい名前のことで…美人とかじゃ無いんだよ……美人が嬉しくないわけじゃないよ？
「……昔天才ブロッカーって言われてましたよね？」
なんで知ってるの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 482人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松々先輩(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！及川さんかっこいいですよねーー！！これからも頑張ります！ (2021年7月3日 22時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
キース - 及川さん推しなので、とっても面白くて嬉しかったです！！松々先輩さんの作品の中でもダントツで好き…これからも頑張って下さい！応援してます(｀・ω・´) (2021年7月3日 21時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - いちごあめさん» ありがとうございます！！これからもゆるゆるギャグで頑張ります！ (2020年12月31日 13時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ(プロフ) - この作品大好きです、！これからも頑張ってください！応援してます（；；） (2020年12月30日 22時) (レス) id: 67dfec1e53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
