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「良い？徹は絶対私の選んだ服を着て。もしくはハジメが選んだ服ね。いや、もうこの際誰でも良いけど自分では選んじゃダメ。わかった？」
「なんで？」
「センスが無いからよ！」
逆にそれ以外何があるっていうんだ。あのTシャツときたら無い。
私はまだセンスがある方だと思っている。
あと、ハジメの私服も普通にかっこいい。
ただ！徹は…！ダメだ！！
制服でいるべきだと思うイケメンNo.1だからね。
「勿論、私服は貸してくれるよね」
「まぁ…うん」
「いつも思うけどクロって無駄なもんいっぱい持ってるけど…重くない？」
「無駄って…」
明日よ、来るんじゃないぞ。
そう願いながら今晩は寝た。
勿論朝は来た。
「…私、朝から面白い夢見たわ…天空にはラ〇ュタ、床下にはアリ〇ッティ、風の谷にはナウ〇カ、崖の上にはポ〇ョ…そして隣にはト〇ロ……もう完全にジ〇リに囲まれて…きっと私も何かのジ〇リ作品なのよ…」
「ど、どうしたの？A疲れてる？」
「そうかも…」
起きたくない…眠いってことはないけど、起きたくない。
嫌だよぅ…布団がぁ……弟ぉ…。
弟がいない……。
「Aー、起こしに来たよ〜」
「弟いねえからってグズグズしてんじゃねーよ」
「ハジメぇ…徹ぅ…」
ズルズル布団から引きずり出される私。
外では蝉の鳴き声がうるさい。
弟が恋しい…私は弟のあの可愛い声で起こされるのが日課なのに…。
なんでこのうるさい徹に起こされなきゃなんないのよ…ハジメはともかくね？
「着せて…」
「弟くんいないとこんなめんどくさいの！？弟くん毎朝これやってんの？」
「手懐けられてるな…」
そっ…手懐けっ……うん、そういうところもあるかも知れんね。
だって可愛いんだもーん。
「ずっと体に力入れないからヘタッてしょうがない…」
「んー……ヤダァ…」
起きたくない…起きなきゃなのに…起きたくないよ……。助けろ…。
すると、ふわっと徹でもハジメでもない香りがする。
その香りが鼻いっぱいに広がった。
えっ…待って、この香り嗅いだことある…。
うっすら目を開けると、グッと体が持ち上がる。
え。
「あかーし！？」
「あ、起きましたか。木兎さん並みに面倒な人だと言われていた理由がわかりました」
「ご、ごめんなさい…あと下ろして欲しいんだけど…」
ずっと担がれてるのは良い気しないからさ…。
しかもあかーし。申し訳ない。
「重くないですよ？」
「きっ…気持ちの問題で…」
とりあえず恥ずかしいので下ろしてください。
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松々先輩(プロフ) - キースさん» ありがとうございます！！及川さんかっこいいですよねーー！！これからも頑張ります！ (2021年7月3日 22時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
キース - 及川さん推しなので、とっても面白くて嬉しかったです！！松々先輩さんの作品の中でもダントツで好き…これからも頑張って下さい！応援してます(｀・ω・´) (2021年7月3日 21時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - いちごあめさん» ありがとうございます！！これからもゆるゆるギャグで頑張ります！ (2020年12月31日 13時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ(プロフ) - この作品大好きです、！これからも頑張ってください！応援してます（；；） (2020年12月30日 22時) (レス) id: 67dfec1e53 (このIDを非表示/違反報告)
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