いや、私女子なんだけど。［３］ (ページ7)

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１００話★ ページ7

「あの…？」
河瀬「おい俺らのマネだぞ！」
風花「落ち着け、Aは俺らのマネじゃねえ。言ってしまえば極才のマネだ」

風花さんが落ち着いたツッコミを入れる。
河瀬先輩が情緒不安定になっている理由は、私の周りに長谷工の人たちが集まっているから。

え、何？なんかあった？

飯島くんを見ると、ごめんねっ！と言うように手を合わせられる。

「…皆さんどうかしました？」
広川「…すまん」
「あ、いや、良いんですけど…」

落ち着かないと言うか、まじまじと顔を見られると辛いというか。

広川さんが前でよかった。広川さん王姫だけど。

広川「じゃ、自己紹介はすんなよお前ら。A混乱させたら迷惑だぞ。流石の極学でも混乱はするだろ」

そう言い残して食器を下げに行く広川さん。
あなた神ですかね。

目大きいなぁ…とか唇色っぽすぎる…とかボソボソ聞こえてきて落ち着いてご飯も食べられません。

「あ、ぁの、ご飯は…」

食べたよ、と言うのは…主将さん……かな？
貫禄的に。←

河瀬「それでも今日は葉桜のマネだろ！実質俺のマネ！」
風花「お前は今日王姫のマネだろ！？」

あ、なんか言い合ってる…。
河瀬先輩って天然なのかな…なんかなんでもできるお兄様って感じだったけど…。

案外子供っぽいところあるのかも…可愛い…。

「ご馳走様でした。さ、皆さんも早く練習始めましょう！」

女マネって良いな…と極学を見る選手たちを勝ち誇った顔の極学(一部)。

特に城間くん。

「こら城間くん、さっさと食べないと海に突き落とすからね」
城間「Aの脅しってどこで身につけてんの？身の危険を感じる脅し文句ばっかだよな…」

……そんなに怖いかな。

ちなみにこれは再従兄弟(弟)から身につけたものだ。
あの子ドライだから。

さぁ、マネ業に勤しみますかー。

「タオルでーす、ドリンクこちらに置いときますね」

休憩。
選手たちの関係を観れるチャンスだ。仲とか知りたいし。

やっぱりみんな仲良いのかな？

「うわっ！？」

次の瞬間、くしゃと頭を撫でられる。
えっ、誰！？

顔を上げるとそこにはさっきの主将さん。

穂波「俺は穂波(ほなみ)理(おさむ)！葉桜の主将でセッターやで。覚えといて」
「あ、はい！」

か、関西弁だ…。
小川先輩みたい。

穂波「ちなみに、Aんとこの小川とは幼馴染ってやつやな！」
「あ、成る程」

＿＿＿

『穂波(ほなみ)理(おさむ)』

・葉桜主将
・小川と幼馴染
・大阪弁

クラス…1
部活…バレー部(セッター)

「あいつより俺の方がええのに…」