119話 ページ28
河瀬「じゃあなー!いつでも葉桜で待ってるから!」
風花「長谷工も良いぞ」
長山「え?王姫じゃないの?」
寺坂「千学ですよ!!」
「ごめん私極才のマネだから」
バスに乗り込んで最期の挨拶をする。
と言っても、夏休みにもう一度するらしいが…。
一生の別れなんじゃないか、と言うような反応を見せる葉桜の選手たち。慕ってくれるのは嬉しいが、そこまで重大な話なんだろうか…。
「それでは、また!」
手を振って、みんなが見えなくなった後にLINEを確認する。
そこにはかなりの通知の数。
おおう……。
一人一人に返す間に、学校についてそうだ。
私は自分の睡眠時間を確保すべく、携帯の電源を落としたのだった。
城間「おい、起きろ、ついたぞ」
「ん…」
うっすらと目を開けると、そこには極学の門。
趣のある立派な門が少し懐かしさを煽る。
「よく寝たー!」
小川「ほんまに……大変やってんで、横の空席…」
誰が座るかの争奪戦とか、とげっそりしている小川先輩。
なんかごめんなさい…。
それと、疲れてんのになんでこの門の前に一年生が勢揃いしてるのかな?
「……あんたたち…」
美原「おかえり!A!お前がいない一週間、俺ら収集付かなかったんだぞ!」
大門「とりあえず死にたくなって屋上から飛び降りようとする奴が5人…神手はその中の一人…」
柏木「Aの力って偉大だよね」
ほんと散々な一週間だったよ、と言って力なく微笑む柏木に柄にもなくドキッと胸が高鳴る。
久しぶりのホスト系イケメンだ、これも策略なんじゃないか、と大人っぽい恋の始まりができるホスト系だ。ビターでディープな恋ができる。
ちょっと考え過ぎかもしれないが。
小田「ちょっ、文矢!!落ち着いてってば!」
津田「AAAAAA」
必死に津田を抑えている小田くん。
ごめんね、そいつ本当に厄介で…。
小田くんが一番知ってるか。
「津田ー、久しぶりじゃない?」
津田「Aも!大丈夫か?処女喪失してねえか?」
「うん、してないね」
津田「俺がいなくてさぞかし退屈な一週間だっただろうな〜。仕方ない、俺が慰めてやる」
「かなり充実した一週間だったよ」
そして一週間の間に何があったのか、津田のポジティブシンキングにも磨きがかかっている気がする。
ニコニコとお互い顔を見合わせて多分違う意味での笑いを浮かべていた。
っていうか、今日日曜なのになんでみんな学校にいるわけ?怖いんだけど。
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松々先輩(プロフ) - ふーあさん» 時間かかると思いますがわかりました!! (2019年11月24日 18時) (レス) id: 5d2671fec1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ(プロフ) - 2回目のリクエスト失礼します…主人公の兄弟との絡みも見てみたいです! (2019年11月24日 11時) (レス) id: 75ae983ccf (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 山口到和さん» え!?どこですか!?誤字ですか!? (2019年4月1日 18時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
山口到和 - 逢えるかかな? (2019年4月1日 8時) (レス) id: 9a42429598 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります!!! (2019年3月22日 10時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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