いや、私女子なんだけど。［２］ (ページ43)

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８８話※ ページ43

「初めまして、極才学園マネのAAです！よろしくお願いします」
城間「俺と同じ1年生っす！可愛いからって強制は良くないっすよ先輩」
小川「自制はするけどな」

城間こそ俺らをなんだと思ってるんだよ…と言う多分3年の先輩方。
2年の先輩には無口が多いらしい。

城間「俺がセッターで、そこに座ってる前分けの前髪の人が…」
小西「ミドルブロッカー。2年の小西(こにし)輝(あきら)。よろしく」
花喰「俺はリベロ！2年の花喰(はなばみ)神(しん)！」

元気な方がいる…。

でもあれ？城間くんだけ1年生だけど、2年生ってコレだけ？

城間「2年生は後1人ウィングスパイカーがいるからな！」
「あ、そうなのね。まぁとりあえずよろしく…」
小川「じゃあ俺。主将の小川や。ウィングスパイカー」
月尾「僕は月尾(つきお)衛(えい)。副主将だよ。ポジションはウィングスパイカー」
市丘「俺は市丘(しおか)守(まもる)。ミドルブロッカーだ」

1年って私ら2人なのね、と言うと、来年が危ういな、と返ってきた。
いや、危ういどころの騒ぎじゃないよ。

まぁ補欠のやつらいるしなー、と言う城間くん。

補欠か～…でも私のよく話す人にバレー部は城間くんだけだしな…。

やっぱり1年城間くんだけじゃん。

「藤井は誘わないの？」
城間「あれ？知らないの？藤、陸上部だぞ」
「…そっか、そうだったね」

短距離走派の選手でしたね。

でも藤井バレーの経験あるって言ってたし…。
城間くんと練習してるのかなって思ってた。してるんだろうな。

え、なにそれヤバくない？周りの女子倒れてない？大丈夫？

周りに女子がいないのか…。

「…ぁ、明日の会議あるんだった！ごめんね、城間くん。あとで必ずくるから！」
城間「えー。しっかたねえなぁ…すぐ済ませろよ～」

部屋を出ると、俺らのマネージャー可愛くね？と言う声が聞こえる。
当たり前でしょう、と言う城間くんの声。私のなにを知っているんだろうか。

さて、マネ部屋に行こうか。

「お待たせしまし…」
潮「遅い。何分待たせるつもり」
長山「お前がきたのも30秒前だろ…」

え、ちょ、潮くん…？
女嫌いかぁ…ちょっと悲しいな…イケボなんだけど…勿体ない。

飯島くんの隣に座ると、Aちゃん何してたの？と訊かれる。

忘れてたなんて言えないのでなんでも～と言っておいた。

勉強！？と猪原くんがうるさかったです。
極才はそんなに勉強漬けじゃございません。