60話 ページ13
青柳「なんか、初とあんたって、夫婦みたい」
「え」
岩本「おっ」
じゃあラブラブ夫婦だな〜、と笑う初。
冗談じゃ無いわよ、嫌よ。
「めちゃくちゃ嫌なんだけどなー」
岩本「Aってさ、すげー辛辣だよな」
「うるさいわね」
じゃあ俺は子供で、と言う青柳くん。
違う、そういうことじゃ無い。
青柳「ねぇ、オカーサン。抱っこしてほしいな〜」
岩本「なっ…お母さんはお父さんのです!」
何言ってんの。
ニヤニヤしながら初を挑発する青柳くん。
初は挑発に乗せられて突っかかっている。
青柳「えー?オトーサン大人気無いなー」
岩本「うぐ……A〜、奏多がいじめてくる!」
「はいはい、自業自得ですよ」
っていうかさっさとダンジョン進めようや…。
一人で進めてんだけど。
オープニング終わったんだけど。
「舞台は夜の学校。女の子から逃げつつ女の子の体を見つけていくってゲームなんだって」
岩本「おー、捕まったらどうなんの?」
「ゲームオーバー。で、全員死んだら最初から」
マジか辛、と呟いて初は真剣な表情をする。
スイッチが入ったのか。
青柳くんは淡々とオープニングをスマホで調べている。
ちゃんとオープニングは見るんだ…。
青柳「ん、おっけ、始められる」
「私もいける」
岩本「俺も〜。じゃあスタートするぞー」
そして始まったゲームだが、なかなかプレイヤーに対して理不尽なゲームだ。
私なんてさっき、“中には誰もいない”って書いてたから教室に入ったのに、ドアを開いた瞬間“少女が背後に現れた!”って表示されて捕まえられてゲームオーバー。
そのプレイでは、初は男子トイレから現れた【サトル君】に捕まって動けなくされてしまい、女の子に捕まってゲームオーバーだった。
残るは青柳くんのみ、となったとき、青柳くんは放送室に閉じ込められてその放送室に女の子が出没し、ゲームオーバー。
「マジかよこのゲーム。女の子超ランダムに出てくるんだけど」
岩本「新しい登場人物いるとか知らねぇよ……」
青柳「え、これって閉じ込められるの…?」
出られる道なかったんだけど、とかちゃかちゃとリモコンを操作しながら言う青柳くん。
うん、アレは理不尽だな。
なんだこれ、うぜーな……と驚くのは初だ。
うん、本当にうざいゲームだわ。
せめて逃げ道くらい用意して、切実に。
あ、今度このゲームみんなでしようかな。(嫌だ嫌だ言いながらプライベートでもクラスのことを考えているA)
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天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» (^ω^=^ω^<ギャアアアアア)(^q^=^p^)ο(:з )~ (2018年9月7日 22時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 天岸悠樹さん» それな (2018年9月7日 22時) (レス) id: 32b67850c0 (このIDを非表示/違反報告)
天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» カオス (2018年9月7日 22時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 天岸悠樹さん» もうわからないですよ (2018年9月5日 21時) (レス) id: 32b67850c0 (このIDを非表示/違反報告)
天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» 訳のわからない方言で吹きました(笑) (2018年9月5日 19時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
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