３１話※ ページ34
「嘘でしょ、マジか」
界「どうしたんか？」
「私が…借り物競走…？」
佐田「あ、俺が勝手に決めた。すまん。でも女子が出れる競技ってそれくらいなんだよ。体力も力も関係ない」
「……そうだけど…」
しゃーなー？と心配そうな稜くん。
ごめん、しゃーなーって何。
美原「大丈夫？って言ってんだよ」
「あ、あぁ、そうなの。うん。大丈夫」
界「無理しんさんなね、心配じゃ」
「稜くんちょっといい子すぎるよ」
結局、私の出る競技は借り物競走、障害物競走、玉入れになった。
……ところで、この学校の玉入れのカゴ、どんなのか知ってる？
３ｍ越えだよ？アホじゃん。
166cmの私に何をさせようとしてるの？
そして、そのまま放課後。
「えぇっ！稜くん、歴史得意なんだ！私と一緒！」
界「って言うても好きなだけで点数は取れんけど。好きな時代は、平安時代じゃ」
「私も好き！」
美原「あぁ、やばい、俺のせいでAをりょーちゃんに盗られる…」
佐田「おい行けよ！」
野口「えぇ、無理だって…あの中入ったら浄化する」
後ろから変な会話が聞こえるんだけど。
「……何」
美原「あ、気づいてた？」
界「久しぶりじゃのぉ、野口じゃったっけ？」
野口「あ、うん」
界「われがAの横にしてくれたおかげで、学校に来るのが楽しゅうなった！ありがとの」
野口「それは良かった……」
それにしても、綺麗な髪の毛じゃのぉ…と感心して野口の髪を見つめる稜くん。
私は君の髪の毛も綺麗だと思うよ。
界「A、一緒に帰ろう！今度学校案内してくれんか？」
美原「りょーちゃんがどんどんAに近づいてってる…」
「うん、いいよ。アイス食べながら帰らない？……美原も来る？」
美原「これだからAクラスタは辞めれねぇ…」
目頭を押さえている美原。
かなり怖いんだけど。
「美原はバニラ好きだよね。稜くんは何にする？」
界「！奢ってくれるんか！？」
「うん、稜くん可愛いし、特別」
界「！わしも男なんじゃよ…？Aを見て抱きたい思うし、ムラムラもすよ」
「……うん、そっか」
私もう何も感じない。何も考えない。はい。
焦っとるんか？可愛いのぉ…とほっこりしている稜くんと、引いた目で見つめる美原。
美原の手にはすでにバニラが。
いつ買った。
「…稜くん何がいい？」
界「やっぱりわしが奢る」
「えっ？」
界「A、何がええか？」
そう言って笑う稜くん。
今まで会ってきた男の人の中で一番イケメンであった。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松々先輩(プロフ) - miyuiさん» ありがとうございます☺️嬉しいです！が、睡眠はしっかりとってくださいねw (2021年12月7日 0時) (
レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
miyui - 夜中、腐女子が(関係無い)布団の中で隠れながらこの小説を読む…あっ、午前2時だ明日学校どうしよう…宿題やってない…終わったああああ(つまり時間忘れるほど面白いってことです) (2021年12月6日 23時) (レス) @page20 id: 5e526ca5d2 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ひぃ……ありがとうございます！！嬉しいですー！！これからも頑張ります！ (2020年9月14日 14時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - おにぎりさん» 良いですね、彼氏いらっしゃるんですね……私の元カレは美原って名前でした (2020年9月14日 14時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - 私の彼氏も岩本です。運命ですね (2020年9月14日 4時) (レス) id: 6f3eaef604 (このIDを非表示/違反報告)
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