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あのあと目を覚まして久しぶりの快眠にしばし喜んだ私は、夢ではなかった一松との添い寝にもっと起きておかなかった自分を責めた。
あーーーーーー!!!!!三年の寿命を無駄にした!一松と寝ていればあと三年寿命が延びたのに…!
「なんてことをしてしまったんだ自分は…」
ちなみに起きたら六つ子はみんないなくなっていたし、私一人でこんな広い布団で寝ていた。
この時の私の心情を150字以内で説明しなさい。
答『なんか知らんけど六つ子の布団で寝てるの最高か?神か?もしかしたら本当に死んだのかもしれない。あー、いい匂いする。てか待って、なんで一人?寂しいわこんな広い布団でさー、それよりもしかしてここ一松の寝てたところなんじゃ?匂い嗅いどこうかな、いや辞めとこ、私が失神する。流石に汚すわけにはいかない。鼻血で』(150字)
…一旦落ち着こ、自分?
「あ、Aちゃん起きたよー」
「大丈夫〜?」
寝てないんだって?と襖から顔をのぞかせたおそ松。
……みんな起きてるってことはつまり…寝顔、見られた……?
ぎゃあああああああああ!!!!
「寝ないと肌に悪いぞ、ハニー」
「そ、れは、そうなんだけど…」
カラ松にまで注意されてしまったが、でも私だって…嫌な癖があるから……。
でもその癖が言い出せないのよねー。
困って苦笑いをしていると、あんた今度からこっちで寝なよ、と低い声。
ふ、ふ、福山潤ボイス……!!!
「一松にーさん?」
「こいつ、一人じゃ寝られないらしいよ」
「え!そうだったの!?言ってくれたら良かったのに!」
「うーん…でもこれ以上迷惑かけるなんて…」
しかも男6人が並んで寝てる中にもう一人増えるのは……狭すぎない?私は良いけど、幸せだけど。
いけないいけない、煩悩が爆発してまた気絶しそうだったわ。
「……でも、ねぇ?」
「じゃあ順番にしたらー?」
十四松がそう言って天使の笑み、通称エンジェルスマイルを浮かべて言った。
順番?
「Aちゃんと一緒に誰かがあっちで寝るのー!」
「僕らも少しは狭くなくなるし……」
そういうことで、順番はくじ引きで決めることに。
なんか、日曜日にはまたくじ引きをするみたい。
いやー……私と寝るのがそんな、あたりみたいな言い方……嬉しくないわけじゃないけど、なんかこっぱずかしいよね。
「うおっしゃあっっ!!!」
「……」
そんなに嬉しい?
女の子と寝れるからね、うん、私女の子って歳なのかな。あ、なんか目から雫が……。
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松々先輩(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます!!これからお話は急展開…できればいいな、と思います!頑張ります!! (2020年10月5日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
月花 - すっっごい面白いです!頑張ってください! (2020年10月4日 23時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Rain☆さん» ありがとうございます!!了解です!頑張りますね! (2020年5月14日 22時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
Rain☆ - 一松!!もう本当に尊いです!一番の推しです!更新頑張ってください! (2020年5月14日 14時) (レス) id: 3af4d419c0 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ですねー、おそ松さんも3期期待です! (2019年12月11日 18時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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