バレンタイン �� 2019/02/14 ページ4
これは、バレンタインの一週間前の話。
美原「Aーーーーーーー！！！！！」
「！？な、何」
一生のお願い！！と涙ぐんで私の手を握る美原。
その後ろからは呆れたような顔の佐田が。
なんで手を握られているのかわからない私は、困惑した顔を美原に向ける。
美原「チョコくれ！」
「え。そんなこと？」
美原「そんなことってなんだよ！死活問題だろ！」
アホすぎないか、こいつ。
何を言い出すのかと思えば、一週間も後の話をしているのか。
本当に怖い。ホラー。
「別にいいじゃない…別に死ぬわけじゃ無いし……。作る気は無いわよ。美原にあげたら全員にあげなきゃいけなくなるじゃない。材料費だけで軽く万は超えるわ」
美原「じゃあ秘密に！！秘密にするから！」
「廊下で大声で叫んでるあたり秘密にする気は無いわね」
周りめっちゃ人いるから。
俺も、と立ちはだかる佐田は、流石バスケ部だけあって威圧感が凄い。
わ、私何もしてません…。
「仕方ないわね……チロルチョコレベルの大きさのチョコだったら用意できないこともないけど…」
美原「それでも充分ありがたいから…！」
これで俺らの地獄のバレンタインが終わるぞ〜！！と廊下を走り回って宣伝する神手。
いや、ざけんな。
あーぁ…と大きめのため息をつく。
これ、学年全員分用意しなきゃなやつ？
あ、そうだ、良い人いるじゃん。
「って事で野口！私を助けるんだ」
野口「一番最初に俺のとこに来たのは妥当な判断だと思うけど…ここ家なんだよね」
「？家以外の何に見えるの？」
そういう事言ってないんだよね、と笑顔を崩さず言う野口の笑顔の奥には何かが蠢いている。
それは気にもとめず、私は家に入り込んだ。
そういえばお姉ちゃんいるんだっけ？野口に似て美人なんだろう。
「あ、これお姉さんの写真？」
野口「そうだけど……台所こっち」
「美人だね」
野口「中身見てから言ってくんない？」
そんなに中身やばい？
しかもこの人見たことあると思ったら、有名な料理番組出てんじゃん。
流石料理一家。
野口についていくと、かなり広い和風なキッチンにつく。
野口「で、何作るつもり？」
「できればだけどね、ケーキ、とか…」
野口「うわ、自分で死ににいくようなもんだよそれ…」
げ、とあからさまに顔を歪める野口は、それでも器具を取り出してくれる。
そう言う素直じゃ無いとこ直せよ、モテねえぞ。(モテてるけど)
世界の理を覆すことをしないでいただきたいものである。
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» 小田：なんでなんだろ、、はっ！もしかして僕がいるせい…！？あわわわ…！！き、君は高評価推してくれたの！？ありがと、ほんとにありがとう〜！！ (2020年8月2日 12時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 確かに低評価嫌ですね､､、神作品なのに､､、ちなみに私は高評価押しましたよ(*^▽^*) (2020年8月2日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Yucca!!!さん» 美原：だよねぇー。俺たちこんなに頑張ってるのにさー！でも君が応援してくれれば百人力だわ！あんがと！これからもよろしくな！！ (2019年8月1日 21時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 本当、なんか意味もない低評価多いですよね…。なぜこんなに面白いのに…。もしや組織票か！？…なにはともあれ、頑張ってください！！！ (2019年8月1日 12時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あさん» 確かフォントは大丈夫だったと思います。あと背景は今気づきました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年4月21日 20時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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