朝田’s birthday 3/24 ページ12
side朝田
「こうも誕生日って続くもんかねぇ」
朝田「どうかしたの？」
三月の誕生日の人多いんだよ、とため息混じりに笑う子は、儚げな表情で外を見る。
外を見ると、そこには野口くん。
確かに野口くんも３月生まれだっけ。
実を言うと僕も３月なんだけど、Aちゃんが大変そうだから言わないでおこう。
こうしてAちゃんといれるだけで幸せだしね。
朝田「祝わなきゃ良いのに。そしたら楽だし…」
「うーん……それはちょっとね」
私の自己満足なんだけど、と言うと、ニッと笑う。
その悪戯っ子のような顔が、また愛おしい。
あぁ、溺れるのも良い加減にしないとなぁ。
「それにね、朝田くん」
朝田「？」
「朝田くんも、誕生日祝われると嬉しいでしょ？」
生まれてきたことを肯定されて嬉しくない人なんていないよお〜、と笑ったAちゃんの笑顔で救われた人は少なくはないはずだ。
たしかに……おめでとう、って、嬉しいよね。
そう思うと、少しくらいは僕もAちゃんに誕生日祝われたかったなぁ、なんて傲慢な考えが浮かぶ。
「て、ことで、朝田くんにサプラ〜イズ！」
朝田「えっ？」
ポケットをゴソゴソと漁ったAちゃんは、これこれ、と呟きながら包みを出した。
四角く包まれたそれ。
「Ｈａｐｐｙ Ｂｉｒｔｈｄａｙ┻朝田くん！」
美原「おめでとぉおおおぉぉおおぉおおおっ！！！！！！！！！」
バンッと騒々しい音を立ててドアを開けたのは美原くん。
え、え、なんで知ってるの？
Aちゃんは美原くんに、うるさい、と言っている。
「今日誕生日でしょ。おめでとう、朝田くん。これ、ハンカチなんだけど…」
美原「なんでハンカチなんだ？」
「使ってそうだから」
手渡された袋の中に入っていたのは綺麗な色のハンカチ。
そういえば……。
朝田『昨日ハンカチ落としちゃって……どこで落としたのかもわからないんだよね』
『えー……それ大丈夫なの？』
朝田『うん……まぁもう少し探してみて、無かったら新しいの買うよ』
そんな会話をした気が……。
覚えてたんだ…。
些細な会話を覚えてくれているAちゃん。
やっぱり、エゲツないくらいモテそう。
朝田「……ありがとう、大事にするね」
「ごめんね〜、センスなくてさ。朝田くんに似合うハンカチ選べれば良かったんだけど…私の好みになっちゃった」
そう言って笑うAちゃん。
朝田「ううん。僕も好きだよ」
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» 小田：なんでなんだろ、、はっ！もしかして僕がいるせい…！？あわわわ…！！き、君は高評価推してくれたの！？ありがと、ほんとにありがとう〜！！ (2020年8月2日 12時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 確かに低評価嫌ですね､､、神作品なのに､､、ちなみに私は高評価押しましたよ(*^▽^*) (2020年8月2日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Yucca!!!さん» 美原：だよねぇー。俺たちこんなに頑張ってるのにさー！でも君が応援してくれれば百人力だわ！あんがと！これからもよろしくな！！ (2019年8月1日 21時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 本当、なんか意味もない低評価多いですよね…。なぜこんなに面白いのに…。もしや組織票か！？…なにはともあれ、頑張ってください！！！ (2019年8月1日 12時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あさん» 確かフォントは大丈夫だったと思います。あと背景は今気づきました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年4月21日 20時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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