３４話 ページ36
「はーい、トド松〜」
「えっ、えっ………えっ！？」
私が教室に入った途端、ペンキを落としてしまったトド松。
……うーん？
「大丈夫…？」
「えっ、あ、うん！大丈夫！どうしたの？」
「暇だから」
もう終わったの？と言ったので、元々役割がなかったことを教えた。
「何してるのかなーって！暇でさぁ」
「それなら僕案内するよ」
いいの？と聞くと、馬鹿か、と頭をどつかれた。
「はぁ！？ちょ、何………おいクソ松。何してくれてんだテメェ」
「お前は俺と今からイメージ作りだ。すまないトド松。この馬鹿借りてくぞ」
「え、ぁ、うん…元々僕のじゃないけど……」
ズルズルと引きずられていく私を見て、みんな目を見開いていた。
トド松に助けを乞うが、意味がないらしい。
バンッ
ドアは丁寧に扱おうね。←
「おいA。なんだあの対応は」
「え。待って何の話。意味わかんない。国語能力磨いてこいクズ」
「うるさい。俺は国語は得意だ。トド松に対してのあの対応だ。俺より大分優しかったな？」
「だってあんたウザいもん！トド松は優しいし可愛いじゃない！あんたにはそのどっちも備わってないわ！」
そしてなんで掃除用具入れに押し込む！？
正直キツイし暑苦しい。
「……そうか。じゃあ俺が可愛かったらいいんだな？」
「いや、それもちょっと違うっていうか……」
それに今、カラ松と言い合いをしているからいいが、私は暗所恐怖症である。
暗いところが怖い、何が出てくるかわからない。
私の背後に広がっている闇には終わりがないと思ってしまう。
「…………どうした、急に静かになって」
「…別に。早く出よう…」
さっさと出てしまおうとロッカーに手をかけるが、ビクともしない。
「えっ…なんで……」
「俺が抑えてるからな」
「なんてことしてんの！？」
ちなみに、今までの会話は全て小声で行われている。
この馬鹿力脳筋何してくれてんだ。こちとら我慢の限界なんだけど。
「大体さぁ、あんたイメージ作りだって言ったよね。これのどこがイメージ作り？」
「ヒロインがイケメンの家に行くところがあるだろう。あれの密室ってとこが一緒だ」
「密室なんてどこでも作れるわ！」
……確かに、と顎に手を当てるカラ松。こいつ馬鹿なんじゃ…？
なんで気づかないの…と頭に手を当てる。見てると頭が痛くなってきそうだ。
馬鹿って扱いにくい…おそ松とはまた違うタイプのカラ松を扱うのはもっと難しい。
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松々先輩(プロフ) - 進撃のカラ松さん» いえいえ〜！こちらこそありがとうございます！あと1話、番外編がありますので、それまで気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2019年3月1日 7時) (
レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のカラ松 - ありがとうございましたぁぁぁぁあ！！良かったです！！ (2019年2月28日 22時) (レス) id: 2a91d83e29 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - るんこさん» いえいえ！！こちらこそ、読んでくださりありがとうございます！番外編もありますので、あと二話、よろしくお願いします (2019年2月9日 22時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
るんこ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！このなんとも言えない距離感がすごい好きで、しかも最後の方とか発狂しそうでした笑笑とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！ (2019年2月9日 20時) (レス) id: 01dc95890b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - よつ葉@原色松推し(´ `*)さん» ありがとうございます！！私もカラ松大好きです！あぁいうノリ好きなので嬉しいです〜！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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