９話 ページ11
「はあぁああぁあああ……」
「その嫌なため息をやめろ、クソ女」
「うるせぇクソ松が。視界に入って来ないで、切実に」
また言い合ってる、と苦笑いを浮かべて近づいてくるチョロ松に抱きつく。
あー、超良い匂い。
「え、ちょっ、A……！？」
「顔真っ赤、可愛いね」
「男に可愛いはどうかと思うけど……」
ほっぺたをプニプニしていると、後ろからスッゲェ雰囲気が。
「……おい、馬鹿女。俺の弟に触るな」
「……じゃあトド松のとこ行くね」
カラ松の制止も聞かず、トド松のクラスに向かう。
「トド松ー！」
「え、Aちゃん！？」
女の子と話していた様子のトド松。
邪魔しちゃったかな？と聞くと、全然大丈夫！と焦った様子で笑う。
本当に大丈夫かな？
「何か大事な話でも…」
「本当大丈夫！気にしないで。ところでAちゃん、カラ松兄さんのこと嫌いなの？」
「えぇ、嫌い」
そう言うと、驚いたようにもともと大きい目を見開くトド松。
何か不思議なことでも言ったか。
「この前デートしてたから好きなのかと思ってた！」
「はぁ？好きぃ？絶対ないわよ、何でかって言うとウザいから」
「でもカラ松兄さんはAちゃんのこと…」
「ん？」
簡潔に嫌いな理由を並べると、僕もそう思う〜、と、共感を得た。
何か言いかけていたけど、何だろう。
トド松とはうまくやっていけそうだ。カラ松とは真反対のタイプだし。
「あ、出発するみたい。じゃあ行ってくるね。もうちょっと話しておきたいんだけど……」
「えっ……」
「あ、バスの中でLINE送っても良いかな？」
良いよ、と小さく呟いたトド松にお礼を言ってとりあえず憎たらしいカラ松の元に戻る。
「遅いぞ、A」
「ごめんなさいね、クソ松さん。あなたも早く乗り込めば良いのに」
「言われなくてもそうするつもりだ」
トゲトゲしい雰囲気の中、バスが発車した。
ピロン
「あ、トド松からだー」
LINEを開くと、トッティと書かれた画面が映る。
「トド松とLINE交換しているのか？」
「何よ、悪い？」
「あぁ、弟だけは汚さないでくれ」
おそ松は良いのかよ…と心の中で突っ込みつつもカラ松を睨む。
「汚さないわよ。汚してるのはカラ松の方でしょ」
「何を言ってるんだ、俺は汚した覚えはないがな」
「無自覚怖〜」
多分今、私たちの周りだけうるさい。
喧嘩をするなと先生に言われたので私たちはお互い、反対方向を向いて黙っていた。
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松々先輩(プロフ) - 進撃のカラ松さん» いえいえ〜！こちらこそありがとうございます！あと1話、番外編がありますので、それまで気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2019年3月1日 7時) (
レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のカラ松 - ありがとうございましたぁぁぁぁあ！！良かったです！！ (2019年2月28日 22時) (レス) id: 2a91d83e29 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - るんこさん» いえいえ！！こちらこそ、読んでくださりありがとうございます！番外編もありますので、あと二話、よろしくお願いします (2019年2月9日 22時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
るんこ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！このなんとも言えない距離感がすごい好きで、しかも最後の方とか発狂しそうでした笑笑とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！ (2019年2月9日 20時) (レス) id: 01dc95890b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - よつ葉@原色松推し(´ `*)さん» ありがとうございます！！私もカラ松大好きです！あぁいうノリ好きなので嬉しいです〜！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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